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Yahoo!ブログにて「歯のお悩み相談室」というものを行っているのですが、そこに書き込む内容で、「歯がしみる」というお悩みの方が多いと感じました。
たしかに「痛い！」ですと「早く歯医者に行こう！」という気持ちになるのでしょうが、時々しみる程度ですと「どうしようかなぁ」なんて思いますよね。

「歯磨きの際にしみる」「冷たい飲み物でしみる」という方はしみる場所を鏡で見てください。「歯の根元がえぐれて」いたり、「歯ぐきが下がって」いるかもしれません。

上の写真、（歯が削れている状態）を歯科用語で

「くさび状欠損(WSD)」

と言います。くさびって三角形のモノありますよね？
わからない方はドアが勝手に閉まらないように下に置くストッパー△をイメージしてください。写真では、奥の歯の根元が三角に削れてますよね。この状態を言います。

原因は、

・強い歯ブラシと歯磨き粉
　紙やすりや金だわしみたいに毎日ガシゴシやってたら削れちゃいますよ〜

・食いしばりや歯ぎしり
　鉛筆をにぎって折ろうとすると、真ん中辺にヒビが入りますよね。
　歯に強い力が加わり、根元のエナメル質が欠けてしまうのです。


などがあります。

処置は、

・削れている所に知覚過敏の薬を塗る。
・レジン充填（白いプラスチックで詰める）
・歯ぎしり予防にマウスピースを入れる。
・正しいブラッシング

等あります。


また、歯周病によって歯ぐきが下がり、歯の根がでてしまったり、歯ぐきがはがれてしみる場合もありますし、寒暖の差が激しい場所を行き来したりすることでもしみやすくなります。
体調がすぐれないときに歯ぐきが腫れたり食いしばったりすることでしみることもありますし、当然「虫歯」でしみることもあります。本当にさまざまな理由でしみるんですよ。

あまりにしみるようですと神経に炎症が起きてしまい、神経を取る必要が出てしまいます。症状が続くようでしたら早めに受診するようにしましょう。