藤井 雅子(心理カウンセラー)- コラム「幸せのコツ②~基本は心穏やか、ワクワクはプラスアルファ」 - 専門家プロファイル

藤井 雅子
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フジイ マサコ
( 東京都 / 心理カウンセラー )
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幸せのコツ②~基本は心穏やか、ワクワクはプラスアルファ

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2021-09-23 12:55

悩んでいる人は、「どうしたらいいかわからない」とよく言います。「楽しいことがない」「したいことがない」「生きがいがほしい」「夢中になれるものがほしい」と、カウンセリングで多くの方から聞いてきました。

 

共通していると感じるのは、今満たされていない心を何かをすることで満たしたいと願っていること。逆に言えば、何かをしなければ満たされない、満たされる=ワクワク楽しい人生だと思いこんでいるということです。

 

落ちこんでいるときは、誰しも自信を失っていて、何かに頼りたくなるものです。特に、弱っているときほど一発逆転、もしくは白馬の王子様的なものを求めがちになります。

 

だから、何か夢中になれるようなものを欲するのだと思いますが、この思考パターンは悪循環のもとです。なぜなら、夢中になれるものは簡単には手に入らない→手に入らないのは自分がダメだから→さらに自信を失う、ということになるからです。

 

弱っているときは、考え方が極端になりやすい+つらさの反動から、ついワクワク楽しいことを求めてしまうのでしょうけれど、いつも楽しいイメージはいわば躁鬱のそう状態なんです。

 

実は、そう状態は本人は調子がいいと思っていて自覚をもちにくいため、言動や衝動にコントロールがきかず、トラブルを起こしやすくなりとても危険です。

 

つまり、求めるべきはジェットコースター的なハイテンションな状態ではなく、平穏で安定した精神状態です。

 

何か特別なことをしなくても心穏やかに日々過ごせること、たとえば天気がいいことや体調がいいことで嬉しくなったり、信号のタイミングがよかったことなど些細なことで喜べること、つまり今まであたりまえだと思っていた日常のなかに小さな幸せを見つけられるようになることが基本だということです。

(病気をした人がよくあたりまえだと思っていたことに感謝するようになるのと同じかんじです)

 

そうして日常が安定していれば、気力体力に余裕がうまれ、新しいチャレンジをしたくなり、それがワクワクドキドキになります。こうした段階を踏めば、うまくいったときは楽しめ、うまくいかなくてもそれほどダメージを受けずに次のチャレンジに進めます。

 

毎日が楽しいというのは、かならずしも何か人に語れるような立派な活動をしなくても、日々ささやかなことに喜びを感じられるということだと私は思っています。

 

毎日刺激的なことや生産的なことをしてワクワクし続けることは非現実的です。そんなことを自分に課してしまうと、すぐにできない自責のループにおちいってしまいます。

 

地味に思えるかもしれませんが、日々の生活のなかに喜びをみつけ、心穏やかに過ごせることが幸せの基本で、たまにはつらいことや悲しいこともあり、ときどき楽しいこともあり、いろいろな経験が重なって人生は彩り豊かになっていくのではないでしょうか。

 

ワクワク楽しみたいなら、まず日常での喜びを見つけましょう。探せばネタはあちこちにあります。私の場合は、お天気と体調がよければハッピー、ちょっとしたシンクロがあるとすごく嬉しくなります。「気持ちいいなあ」「嬉しいなあ」などとつぶやくとさらに気分よくなります

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