藤井 雅子(心理カウンセラー)- コラム「共感力の低い人はハラスメントに要注意」 - 専門家プロファイル

藤井 雅子
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フジイ マサコ
( 東京都 / 心理カウンセラー )
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共感力の低い人はハラスメントに要注意

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2020-11-05 20:07

秋晴れが続いていますね 空気が乾燥してきたので、加湿空気清浄機を追加装備しました(またまたコロナ対策設備投資)

 

おかげさまで10月は記録更新のご予約をいただき、新規の方の受付はもう少し先になりそうです。お待ちいただいている方には大変申し訳なく思っています

 

ブログを更新する余裕もあまりなかったので放置状態だったのですが、ハラスメントの記事がよくヒットしているようなので、少し加筆したいと思います。

 

私は仕事がら、ハラスメントの行為者(加害者)と話をすることがありますが、今まで悪意があってわざとやっていたという話は聞いたことがありません。それどころか、「よかれと思って」と本気で思っていたということも珍しくありませんでした。

 

彼ら彼女らに共通しているのは、相手がどう思うかという想像力に欠けている、つまり、共感力が低いということです。

 

いくら自分がいいと思っても、相手がいいと思うかはわかりません。行為者になってしまう人は、相手がどう思うかを想像する力が弱いのです。だから、自分がいいと思えば、相手もいいと思うに違いないと思いこんでしまう傾向があります。

 

「自分が他人からどう思われているか気になる」ので「他人にすごく気を遣って疲れる」という人は多いですが、これは相手の気持ちを思いやっているのではなく、相手が自分をどう評価するかを気にしているのであり、これを共感とは言いません。

 

共感とは、自分の気持ちは脇に置いて、相手の気持ち(喜怒哀楽)はどうなんだろうと想像してみることです。

 

これができないと、結局は自分の価値観を相手に押しつけることになり、職場ではパワハラやセクハラ、プライベートではモラハラになります。悪意の有無は関係ありません。

 

一般に男性より女性のほうが共感する力が高いと言われています。ハラスメント行為者に男性が多いことの裏付けにもなりますね。

 

他人に関心のない人、共感することが苦手な人は、自覚がなくても行為者になっている可能性があるのでどうぞご注意ください。そういう意識をもつだけでかなり予防になると思います。行為者として訴えられてしまう人は、ほとんどの場合「寝耳に水」なのです。

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