今月の「働く女性のための相談室」
-
現在連載中の雑誌PHPスペシャル11月号、特集は「心と体の休ませ方」。偶然今読んでいる本も『自分を休ませる練習』で、同じテーマ。
カウンセリングに来られる方は、休むことが苦手なことが多く、いくら「休んでね」と言っても休んでもらえないことがあります。それで、なんとか休んでもらえないかと思って、役に立つことが書かれていそうな本を読んでいるというわけです。
私の読書傾向は、3種類あって、①小説やエッセイなど純粋に好きなもの、②自分の仕事や勉強のためのもの、③悩んでいる方におススメするためのもの、②と③はよく重なります。最近何冊か候補があるので、少しずつご紹介していこうと思っています。
さて、今月のお悩みは、上司の物忘れが激しくて困っているというご相談です。
上司との関係に悩んでいる人はとても多いのですが、私は基本的に上司が上司としての役割や機能を果たしていないのであれば、部下はがまんせずに適切な人に相談して、早急に対処してもらうべきだと思っています。
その際、上司に悪気があるとかないとかは関係ありません。これはハラスメントでも同じです。
そもそも部下が日常的に上司のフォローをするのはおかしな話です。もちろん、自分の経験や勉強になると納得してできる範囲で上司のフォローをするのはいいですが、ストレスに感じるほどやる必要はありません。
もし今そんな状況にある方は、がまんしないでぜひ信頼できる人に相談してください。そして、どうぞ疲れている自分をやさしくケアして上手に休んでくださいね。