酒井 正人(建築家)- Q&A回答「無垢材の手入れについて」 - 専門家プロファイル

酒井 正人
住む人の手が触れる場所から、建物へ、街へと心地良さを拡げたい

酒井 正人

サカイ マサト
( 東京都 / 建築家 )
サカイデザインネットワーク有限会社 取締役社長
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無垢の手入れについて

住宅・不動産 インテリアコーディネート 2008/01/21 00:53

こんにちは。木の家に憧れて、床を無垢にできたらいいなと思うのですが、オイルなどの手入れは年に1〜2回しなくてはいけないのでしょうか。手入れを怠るとどうなりますか?置き家具もずらして手入れをするのでしょうか。また、天井や壁にむき出しの板を貼った場合も、手入れが必要なのでしょうか?小屋裏収納の床とその真下の部屋の天井は一枚にした場合の注意点はありますか?色々伺って申し訳ありません、よろしくお願いします。

ひさひささん ( 神奈川県 / 女性 / 34歳 )

無垢材の手入れについて

2008/01/21 03:42
( 5 .0)

ひさひさ様

はじめまして。 サカイデザインネットワークの酒井です。

無垢材は、その素材感や香り、住空間の環境においてもたいへん魅力的ですが、やはりメンテナンスは必要になります。 無塗装のものは、その木材の色や木目を活かした仕上げであれば自然塗料(リボス、オスモ、アウロ・・などのメーカーがあります)の「オイルフィニッシュ」や「オイルステイン」などでの塗装が良いと思います。 

たとえば、私がよく仕様設定する自然塗料でリボス社の「カルデット」というオイルステインは、無垢の木目を活かしたマットなきれいな仕上げができるのですが、メンテナンスは2〜3年に1回再塗装がベストで、耐水性や耐候性がキープできます。 壁面や天井材でも扱いとしては同様で、無垢材は気温や湿度、太陽光などの影響を受けやすいため、長くきれいな状態を維持するためには定期的なメンテナンスを心がけることが大切だと思います。

住まいながらの再塗装などメンテナンスは少したいへんなこともありますが、本物素材と触れ合う生活の価値観はとても素晴らしいと私は思いますので、無垢材など自然素材の特徴や性質(伸び縮みや経年変化など)を理解できればぜひオススメです。

小屋裏収納ですが、収納するモノ、量を考えて下地やその強度を考える必要がありますが、たくさんの本や重量のあるモノの収納場所としては想定しないほうが良いと思います。

ぜひ素敵な住まいづくりを実現して下さい!

評価・お礼

ひさひさ さん

床ほどメンテンスの必要がないとわかって安心しました。ありがとうございました。

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