大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「幼稚園時期の具体的英語学習法についての回答ー2」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
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( カナダ留学・クリティカルシンキング専門家 )
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幼稚園時期の具体的英語学習法についての回答ー2

- good

2012-06-21 20:00

幼児期の具体的な英語教育法についての回答に、下記の質問を重ねていただきました。

「私も英語教室に通うことには意味がないように思いますが、自宅で英語に対して取り組んだら良いことはありますか?」

前回の回答でも書いたように、「将来英語が出来る子になるように」、「バイリンガルレベルへの基礎づくり」などの効果はまず期待出来ません。 あくまでも、単に遊びの延長、親と共有する時間として、英語に関したactivityを行うことには特別問題はないと思います。

ただし、条件付きです。

1. 子供の自由時間を奪うようなスケジュールは組まないこと

2. 子供が自然に感じる、多くの物事への好奇心を止めてまで行わないこと

3. 英語の絵本を親が読み聞かせをすることは避けることをお勧めします。

親のカタカナ発音が子供の脳に「英語は日本語の音と同じ」という思い込みを埋めつけてしまう可能性が非常に高いです。

それよりは、日本語の絵本で色々質問をしながら読み聞かせをしてあげる方が、はるかに子供の脳の発達を促進します。

4. CDのような人工的は音源(語学練習に関して)に脳が反応しないことは、科学的に証明されています、残念ながら。 従って、時間、お金の無駄だと感じます。


質問者の方は次のようにも書いています。

「知り合いの大人の方で、留学経験が無いのに英語がよく出来るような方を見ていると、小さい頃、特に英語に触れているようなことは無く、大人になってから独学で英語を身に付けたという方を何人か知っています。やはり小さい頃、色々な経験をして、自分で考える力を養った様な方は、大人になってからでも英語が出来るようになるものなのかな、と思います。」

大正解です。

35年以上日本の子供たちを指導していますが、現在世界を舞台に活躍中で英語は問題なく使いこなせている生徒たちは、小・中・高校を通じて、自由な発想伸ばしていきました。 

その自分の自由な好奇心を十分に生かして、自然な知識をいっぱい付けて行きました。

その生徒たちに共通している特徴は:

 幼児期は妙な習い事に振り回されていない

 英語を始めたのは小学生中盤から後半(中には中学生からという生徒も)

 進学塾とは無縁

 自分自身の学習方法をよく知っていて、効果的に日本の教育制度にも対処できた

こうやって育てた生徒たちは、実はかなりすごい進学先に行きました。
東大理系、東京外大、慶応法、大阪大、京大医などなど

カナダに留学した生徒は、世界ランキングの非常に高い(東大よりも)大学や大学院を卒業しました。

大丈夫。 焦らずに、現在の子供の脳が一番必要なことに集中させてあげて下さい。

それでも、どうしても何か・・・と思う場合は、Cognitive Function(子供の知的能力)の訓練になるプログラム(英語で作ったBig John Math など)をちょこちょこ親子でやってみることぐらいですね。

(どうしても何かやってみたいならば、ですが。)

Good Luck but No Worries.
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カナダの小・中・高校の教育課程を基にした指導をしています。
クリティカルシンキングの基本が出来た生徒は「カナダの小さな町での留学・ボランティア」
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