大澤 眞知子
オオサワ マチコグループ
脳心理学に基づいた英語の教え方ー7
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たくさん時間をかけてやっと6歳まで追い付きました。 かかる時間は個人差がありますが、たとえば小学校3年生で英語を習い始め、毎週3時間の授業を行い、充分5~6年かかります。
この段階に時間がかかる理由は他にもあります。
英語の論理性を同時に「脳」に覚えさせなければいけないからです。
数字の概念で成り立つ算数には子供の知的能力発達(Cognitive Development)に不可欠な要素がつまっています。
例えば、Reverse Operation。
簡単な数式 1+1=2 は2-1=1と逆に置き換えても論理的に成り立ちます。 この単純な論理が英語の文法の土台をなしています。
英語圏の子供は6歳くらいまでにReverse Operation論理を覚え、言語習得、算数理解だけでなく生活のあらゆる分野で応用していきます。 その「脳」の働きが英語言語を作っているわけです。
忠告:じゃあ、3歳から始めたら3歳+6年=9歳。 早く始めたら9歳で語彙も豊富で文法も理解し、論理的な「脳」の子供になる?
残念ですが無理です。 もともとの「脳」の発達の速度を無視することはできません。
論理的な知的能力が出来てくるのははやり10歳前後。 小学3年くらいからです。 それより前に英語を習い始めても時間の無駄だということになります。
英語なんて習いに行く時間があったら外で思いっきり遊ぶ時間や好きな本を読む時間に切り替えてください。 「脳」は喜んで周りの情報を吸収します。 そしてその情報が英語習得の貯金となって10歳以降活躍することとなります。
この段階に塾の問題集英語に染まった子供は一生英語には縁のない「脳」を抱えてしまうことになりますので、気をつけて。
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