大澤 眞知子
オオサワ マチコグループ
パンデミック禍の10代〈悲しくてひとりぼっちで孤立し将来への恐怖さえ感じる出口のないトンネルの中)
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カナダの高校生の危機的Mental Health事情をお話します。
ある高校生、Serena Sri。
パンデミック以来まともな学校生活が送れていません。
学校も週に数日。 授業が終わるのも午前中。 オンラインでおこなう授業も多い。 Social Distancingのため、友達とも思うように行動出来ず。
10代後半の高校生活で普通に起こるべき素晴らしいことがなくなったショックは非常に大きいです、と。
友達とHang outするという普通のTeenagerが出来ていたことが不可能になったパンデミック。 SNSの画面疲れも大きい。
楽しい毎日が、ひとつひとつ削ぎ落とされるようになくなりました。
また、Quinncy Raven-Jackson
パンデミック真っ只中の昨年6月に卒業、アルバータ大学の1年生。
Anxiety Disorderを患っています。
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カナダの子供のMental Health 専門家はこう言ってます。
「悲しくて、ひとりぼっちで、孤立し、恐怖まで感じている10代。動機もなくなり、苦悩し、敗北感に苛まれています。
何をしても無理というHelplessnessや、将来はなくなったという幻滅感に苦しむ高校生。時には怒りを抑えられず。
ま、これらは大人でも日々の生活で感じ、悩むことではありますが、10代の若者にとってはとんでもなく深刻です。 脳はまだそんな大きな葛藤に耐えられる発達を遂げていないですから。」
さぁ、高校留学してしまったみなさんとその親のみなさん。
こんな中にぽいっと放り込まれてしまいました。
実は、私とカナダ人パートナーRobertが運営するカナダクラブが、今現在は留学生のSupport Groupの役割も果たすようになりました。
もともと、移住した後「まだRobertとMachikoから学びたい!」という生徒の声に応え、カナダから日本に向けて特別授業を設定したのがカナダクラブです。
日本からはカナダ大学留学を目指す中・高校生が参加、カナダからはやむなき理由からカナダに留まり留学を続ける高校生が参加しています。
カナダ・アメリカで心理学・脳科学を学んだ私のスキルも大活躍するようになりました。 長い時間をかけて、精神的に参ってしまった生徒の話を聞いています。 カナダでの唯一の頼りになる大人の役割を担っています。
そうすることで学業へのやる気も起こり、ひとりじゃないんだという安心感が支えとなっているようです。
日本の親とも頻繁にコミュニケーションを取り、いかに異常な状況に子供をおいてしまっているかも親が理解することの大切さを発信しています。
長い長いくらいトンネル。
高速道路にあるトンネルは途中に両方の入り口までの距離が書いてありますよね。 それを見ると、あ〜もうすぐ抜けるという先が読める安心感があります。
このパンデミックは、特に異国でひとりぼっちのパンデミックは、歩き続けても歩き続けても、あとどれだけ歩けば出口があるかが全くわからない真っ暗なトンネルのようなもの。
その中にいるひとりぼっちの10代は、可愛そう過ぎますね。
困っている方は、お話しましょう。
大学留学を目指している日本の高校生のみなさん。
日本で大いに精神を鍛えてから、次のパンデミックが来ても大丈夫、というくらい逞しくなってから
カナダにいらっしゃい!_____________
日本人のためのわかりやすいクリティカルシンキング講座
Canada Club(New Normal 大学・高校留学)
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「クリティカルシンキングがわかる」eBookダウンロード
日本人のためのエッセイ・クリティカルシンキング学習サイト UX English
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