大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「目を覆う人権無視「日本の高校が自慢するAO入試向け1年留学制度とやら」」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
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目を覆う人権無視「日本の高校が自慢するAO入試向け1年留学制度とやら」

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留学 大学・高校正規留学 2020-10-22 07:30

めくるめく混乱を続ける日本の大学入試。

そのスキを狙うように、多くの私立高校が「入試に有利な1年間の留学制度」なるものを売り物にするようになって随分経ちます。

 

英語圏の高校での1年の体験がAO入試に有利?

どういうことでしょう。

AO入試で選抜したい生徒とは:「AO入試では「答えのない問題に対して、自分から考え、行動していく人」を評価します。」なんだそうです。

 

つまり、「留学」の中身ではなく「留学してました」だけでも「答えのない問題に対して、自分から考え、行動していく人」と評価されるらしいです。

つまり、つまり、留学先での履修コースのレベルがELLのみ、後は体育と工作だけで、英語力は全く上がらなくても何ら問題はないわけです。

 

変な制度ですね。

 

そこにつけこみ、生徒獲得に走る多くの私立高校が、目を覆うような時代錯誤、人権無視の「1年留学プログラム」を行っていることを知っていますか?

このコロナパンデミック禍でも、そこから派遣された生徒たちは「AO入試に必要な1年がすぎるまでは帰国禁止」などという、国連の人権委員会にでも訴えたいような事態に翻弄されています。

 

カナダの高校もそのようなずるい私立高校から生徒を受け入れているところが多いです。

間に入るエージェントなるものも、一挙に多くの生徒からのリベートが入りますので、生徒の意志・人権など無視したまま、まるで奴隷のように日本の高校生をカナダに閉じ込めています。

 

過去に4件以上、同じ酷い状況におかれた高校生の親からのSOSに関与しました。

3件ともが同じ高校であったのが驚きです。

後の1件は高校名を伏せた状態で相談に応じましたが、内容からはどうも同じ高校ではないかと思えます。

東京都にある「留学制度」をさも崇高なプログラムのように宣伝している高校です。

 

「日本の高校の人権無視留学プログラム」とは(ここではSOSを受けたカナダを例にとってお話します。)

 

1.1年間(1月〜12月または12月〜翌年11月というパターンが多い)

 

この期間はなんとしてでもカナダに留まらないと「AO入試の規定を満たさない」「大学への内申書が不利になる」などの不可解な脅しを続けます。

従って、カナダ中がコロナ第1波でロックダウンになった時にも帰国は許されなかったそうです。

 

カナダに高校留学中の生徒が退去してカナダから逃げ出したのが3月〜4月初旬ですが、全く取り残されたのがこの呆れる私立高校からの生徒でした。

 

カナダの高校は留学生に自国からのオンライン授業を用意したにも関わらず、日本の高校が「ダメ!」

エージェントのカウンセラーなる人(日本人女性で全く助けにはならなかったと生徒言)も「今帰ると入試に不利」と脅します。

 

私自身コラムを通じ「世界がこんな大変な時に、未成年の高校生はまず自国・親元で守るべき。 授業はオンラインで受けれれるのだから帰国は当たり前。」との警告を多くの親に発したのがこの頃です。

 

こんな返事が返って来ました。

「日本の高校の規定で1年に満たない留学は意味がないので、コロナの危険があっても娘を留まらせます。」

 

本当に親の言うことか?と愕然としました。

それほど日本の高校からの脅しが強いということでしょうか?

でも、なぜ自分の子供を外国のコロナ汚染の中に置き去りにしてまで入試にこだわるのか。

これが本当に日本の親かと、薄ら寒い気持ちになりました。

 

2.「日本人が固まらないように一つの高校には一人の生徒のみの留学?」とえらく自慢しています。

 

行ってみると、もちろん日本人はカナダのどの高校にもいますよ。

一つの高校に一人の日本人?

嘘です。

 

3.「日本1厳しい留学とやら」を経験させるために、日本の親とのコミュニケーション禁止、スマホも禁止、中にはインターネット自体も禁止という、理解に苦しむ規則を押し付けています。

 

親に現状を知らせたくないための規則だと考えざるを得ません。

生徒は手紙のみでの連絡を許可されていますが、緊急の問題が発生した場合はそんなことではとても間に合いません。

特別な許可を得るにも、前述の役に立たない日本人カウンセラーなる人を経るため物事は前に進みません。

「無能で全く助けにならないカウンセラーです。」との声を3件のSOSから聞きました。

 

ホームステイ選別もいい加減で、食事が酷い質で栄養失調、劣悪な環境のホストに耐えられないと訴えても、例のカウンセラーに「あなたが悪い。カナダに合わせなさい。」と言われるだけ。

「文句が多いと強制帰国もあり得る。それでは入試に不利でしょうが。」との脅しもあったと聞きました。

 

カナダの受入先学校やホストファミリーはこんな現実を知っているのかと疑問です。

未成年に家族とのコミュニケーションを禁止するなど、カナダでは考えられません。

子供の人権無視だと大騒ぎになると思います。

 

おそらく、日本の学校も現地日本エージェントも実際に生徒に何が起こっているかなどは隠しているのだと想像します。

もう少し情報が集まった時点で、カナダのMediaに相談してみるのも一案。

カナダがこんな子供の人権無視の片棒をかついでだんまりを決め込んでいるとは思いたくないです。

 

3.特に今年のパンデミック禍でのこのプログラムの異様さが浮き彫りになっています。

 

関係がうまく行っているわけでもないホストの家に閉じこもり、ロックダウン中は自分の部屋だけのカナダ経験。

例年夏には留学中の生徒全員を集めてキャンプなどを行うらしいですが、今年はキャンセル。

カナダに取り残された高校生は、夏もホストの家に閉じこもり。

 

もちろん、まだまだ子供の高校生。

心理的に追い詰められ、禁止のインターネットから親へSOSを送り続けた生徒も。

 

それでも、学校は、今度は親にも脅し。

「AO入試、内申書に不利になります。」

 

9月から恐る恐る学校が再開したカナダで、「コロナ感染が怖いので学校には行きたくない。」と必死で訴える生徒に日本の高校は「行ってみるまでわからないじゃないか。」と。

これ、本当に教育者の言うことですか?

耳を疑いました。

 

堪り兼ねた親が日本の高校と帰国の交渉を行い(簡単ではなかったようです)やっと帰国し、そこからカナダのオンライン授業受講する予定であった生徒に、またしてもこんな仕打ちが。

何度も出てくる日本人カウンセラーが「カナダの高校はあなたの退学手続きに入りました。」

 

とにかく、ルールを守らない親子には罰を与える。

ルール?

人権無視の勝手なルールのことです。

これがこの私立高校の自慢する「留学プログラム」の本性ですね。


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無謀にも、未だにカナダ高校留学を必死で続けている高校生が存在します。

ちらほら入って来る情報からは、まだまだこんな非道な留学プログラムの犠牲者も結構な数がカナダで奴隷みたいな留学生活を送っているようです。

 

お子さんが同じようなプログラムでカナダに滞在中の親のみなさん。

今こそ声をあげる時だと思います。

余りにも目にあまります。

 

私は、カナダから何が出来るか作戦を練ってみることにします。

野放しには出来ないですね。

ひどすぎます。

 

ご相談のある方、思い当たる方はこちらからご連絡下さい。

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