大澤 眞知子
オオサワ マチコグループ
英語の出来ない親が直面するカナダ高校からのオンライン授業
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カナダの学校無期限休校は出口が全く見えません。
ほぼカナダ全土に及ぶロックダウンも遅くとも6月末か7月末、あるいはそれ以上も続くことが考えられている現在、学校が正常に戻る見込みは全くたっていません。
そんな中、各教育委員会・学校は大慌てで、前代未聞の全生徒オンライン化の準備中ですが、巨大な壁のように大きな問題が浮かび上がっています。
大学生のように独立し動機付け出来ている生徒が受講するオンライン授業ではありません。
まずは、勉強の意欲を駆り立て、丁寧に口頭で説明し、課題を期日までに終えるよう促し、困る生徒には個人的なアドバイスをし、提出しない生徒のケアをし、課題の内容に応じ個々の生徒のサポートを行う。。。などを、膨大な数の小・中・高校生に提供することになります。
これは誰が考えても物理的に不可能ですし、生徒自身が自分で動機付けし時間をコントロールし進めていくことは逆立ちしても無理です。
そこで、各学校は止むなく「親が家庭で教師の役割を果たすこと」要請を始めました。
親に「子供の家庭教師を努めること」を要請しています。
高校留学生を持つ日本の親のみなさん。
「英語で勉強の全面サポートが出来ますか?」
「EN10,11,12で子供の家庭教師が出来ますか?」
未だカナダに残留しホームステイ中の高校生へ。
ホストファミリーはあなたの家庭教師にはなってくれませんし、オンライン授業へのヘルプなど責任外なことは知っていますよね。
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カナダの大手メディアCBCの報道です。
A 'really weird new normal': Parents, students grapple with learning at home amid pandemic
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[新たに生まれた奇妙な常識] : コロナパンデミック下、親と生徒が必死で取り組み家庭学習
'We're not educators and we shouldn't be expected to earn a degree in teaching overnight,' says parent.
[カナダの親たちは困っています] 私達は教育者でもないのに、自分の子供の教師になれなんて無理。
([日本の親も困っています] 英語も出来ないのに、カナダの授業を教える教師になれなんて〜〜〜!)
As Canadian parents and guardians face the stark reality of ongoing school closures this spring because of COVID-19, an uneven patchwork of provincial plans has developed to try to implement remote learning for a vast range of students.
[無期限学校休校が重く現実味を持ってきた今、各州、各教育委員会、各学校によりバラバラまちまち、つぎはぎだらけのプランが生徒たちに届き始めています。]
4月1日現在、慌てまくったほとんどの学校は第一弾のお知らせを生徒に向け発信しているようです。
日本に一時帰国した高校留学生にも同じお知らせが届いてると思います。
(ぐずぐずと帰国を決心出来ず、未だカナダに留まる高校生も日本に帰った高校生も同じお知らせを受け取っていますよ。 日本に帰るとオンライン授業が受けられない!などのデマに踊らされ、帰国時期を逸しているケースに当てはまる人はいませんか?)
また、「カナダからオンライン授業のお知らせが届いたから大丈夫!」と油断はしないように。
オンライン教育の専門家たちは(私もその1人です)こう警告しています。
「どさっと教材を親に放り投げることがオンライン教育ではありません。 オンライン教育を成功させるに不可欠なことは個々の生徒への個人的サポートです。」
私が提供しているCanada Club オンライン授業が成功している一番の理由は、行き届いた個人サポートですので、この言葉には全く同感です。
そんな個人サポートを膨大な数の全員の生徒に提供出来るカナダの学校はまずありません。
教師ひとりの物理的な時間を考えても不可能であることは、簡単に理解出来るはず。
学校から「オンラインサイトが出来た!」とのお知らせもあるようですが、ログインしてもリンクが並んでいるだけだったり、これから何をどうするのかが具体的には見えてこない、間に合わせのサイトばかりです。
カナダの親たちには、そのサイトを使い家庭学習を始めるようにとの要請が来ていますが、「これで一体どうしろと!?」と困惑と不満を口にしています。
オンライン教育に必須の丁寧な個人サポートを徹底的に行うようにと、要求されているのがカナダの親たちです。
高校留学生の親のみなさんにも同じことが要求されています。
「留学継続のためには、親がカナダの高校教師のように毎日子供のオンライン学習をして下さい」ということです。
親のみなさん。
「カナダの高校レベルの英語がわかりますか?」
「英語での高等教育をよく知っていますか?」
そんな能力を持ったエージェントもまず存在しませんので、英語が出来ない場合、留学生の親は孤立無援です。
オンライン授業を突貫工事で作れ〜!と命令され、ドタバタしている教師たちも困惑と心配を声に出し始めました。
「オンライン授業のレベルは高いものには出来ない。みんなを合格させるということが第一義。しかし、そんなレベルだと、高い能力育成が必要な生徒たち、大学進学希望の生徒たちの能力は止まってしまう。優秀な生徒たちの能力を伸ばしてやることが出来ない。」
一時帰国した高校留学生のほとんどはカナダの高校を卒業したいとのこと。
非常に高いレベルのEN12能力に到達することが、ますます難しいのがおわかりですか。
つまり、カナダ学校からのオンライン授業では、英語能力の低い日本人高校留学生がEN12まで漕ぎ着けるのはまず不可能ということです。
(もちろん、親にEN12を教える能力があれば別ですが)
親自身にも高い英語能力がない場合、高校留学自体も無謀なはずですが、エージェントビジネスに踊らされ、大切な子供をおんぶに抱っこ留学させてしまった方がほとんどではと思います。
その代償を今この非常事態に払わせられていると考えて下さい。
カナダの教師たちは頻繁に生徒の親に電話をかけ、生徒や授業のことだけでなく、世間話をしたり、日常不安なことはないかと聞いたりのケアを始めるそうです。
電話でカナダの教師に不安をぶつけ、話を聞いてもらえるだけの英語能力をお持ちですか。
今回のコロナ留学騒動は、「英語が出来ない親が子供を英語圏高校留学させること」の無謀さ、危険さを十分認識する機会になるのではと思っています。
英語の出来る親の高校留学生と、出来ない親の高校留学生とは、コロナ後の運命に大きな差が出るとも予想しています、残念ながら。
オンライン授業へのサポート、カナダ学校との連携サポート、休校中に十分能力をつける特訓など、Canada Club E (emergency)より特別提供中ですので、ここで引き下がるわけには行かないと思う方はご連絡下さい。
ご相談が非常に多いことから、優先順位の高い方に参加いただいています。
まずは、リンク内よりご連絡下さい。
「英語が出来る親のみなさん」には Good Luck!!
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Canada Club E (emergency) (カナダ高校留学一時帰国者へのサポート)
「カナダ高校留学実態2019総集編」eBook ダウンロード
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