大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「(Mar.27) 休校中のオンライン授業計画が悲観的に遅れるBC州」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
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(Mar.27) 休校中のオンライン授業計画が悲観的に遅れるBC州

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留学 大学・高校正規留学 2020-03-28 03:55

昨日までの情報はこちらから

 

高校留学を一時中断し日本に帰国した留学生の大きな不安。

いつ、どんな形でオンライン授業が行われ、留学生のそのどこに居場所があるのか?

 

留学生が多く集まるBC州の怠慢さがCBCニュースに取り上げられました。

 

アルバータ州は早々と3月20日に概要を発表しています。(留学生の扱いについては未定ですが)

 

BC州は未だに何も決めておらず、概要発表も4月半ばだそうです。

 

その理由は?

教師が春休み中だから。

 

舐めるな〜〜〜〜!と叫びたいですね。

BC州はカナダの中でも特に社会主義傾向の強い州です。

労働組合も異常に強く、しょっちゅう公務員もストをやっています。

その影響でこんな異常事態でも、教師たちは「春休みは自分たちの権利」と、不安にかられるカナダの生徒や親など何のその、有給の春休みを楽しんでいるわけです。

 

一時帰国中の高校生親子からも「学校からのメールも曖昧でよくわからない。」「何の連絡も来ない。」「留学生がどう扱われるのかが全くわからない。」との必死の相談が届いています。

 

CBCからの質問を受け、BC州教育省は「実質的に可能な限り早急に発表。4月の半ば以降に。。。」と答えていますが、「実質的に可能」の意味はやっぱり「春休み中に教師が仕事をするなんて実質的に不可能」ということですね。

 

待機中留学生の親だけでなく、カナダの親たちも情報がほとんどないことでパニックになっています。

今後の子供の教育がどうなるのか、全く暗闇の中におかれている状態。

 

「こんなにのろい公表だと、始まってからのオンライン授業も時期が遅れ、質も問題。 4月になってからなんてすべてに遅すぎる。」

 

「教師がバケーション中などの言い訳はおかしい。 この事態は春休みに入る前にわかっていたはず。 BC州のいい加減な説明を聞くと頭がクラクラする。」

 

アルバータ州は、すでに教師が親と生徒の両方に連絡し、オンライン授業の形式説明を開始しているが、BC州の親には届いていないそうです。

 

BC州は「教師には、常に生徒の親と緊密な連絡を取り、必要ならば翻訳も提供することを義務づける。 この非常事態には親との信頼出来るコミュニケーションがないのは致命的。」と言ってはいるが、ほとんど実行されていないのが実態。

(教師は春休みを楽しんでいるからでしょうね。)

 

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コロナウイルス以前からも常々コラムで訴えていましたが、子供が高校留学中の日本の親は、留学先学校との直接・緊密な連絡ルートが命綱です。

(あののろいBC州でも「この非常事態には親との信頼出来るコミュニケーションがないのは致命的。」と言ってます。)

 

エージェントを通して留学してしまった場合は、このような非常事態でも、学校からの主要な連絡はエージェントに十把一絡げで送られます。

エージェントは、連絡自体を怠ったり、時間がかかったり、内容を自分たちの都合のいいように変えてから親に転送します。

 

そんなインチキ連絡網の中に取残され、今回痛い経験をしている親子がずいぶん多いです。

 

BC州に高校留学していた親子のみなさん、ただちに留学先学校長など責任ある立場の人に直接メールを出して下さい。

そして、オンライン授業を日本から受講する詳細を要求して下さい。

親には100%権利があります。

 

エージェントには留学先学校に要求する力はありません。

留学先教育委員会にヘコヘコ頭を下げ、リベートをもらう家来のようなものですから、今のこの非常時にエージェントなどに頼り後で大きな後悔をしないようにして下さい。

 

素早いアルバータ州でも、カナダの生徒を守ることに集中しています。

留学生への対応は、要求の真剣さによって変わると思います。

そして、ここでも親からの直接のコミュニケーションルートを確立すること。

 

これがないと、カナダでの高校留学継続は不可能だと考えます。

 

直接の連絡ルート確立のためサポートが必要な方はこちらから

 

今が親の頑張り時ですよ。

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