大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「異文化への無神経さ - Body Language & Cultural Insensitivity」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
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異文化への無神経さ - Body Language & Cultural Insensitivity

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科学に基づいた心理学から 2017-05-31 03:14

言葉で嘘はつけても(トランプのように)態度で嘘はつけない(トランプのように)。

New York Times の記事 “The Awkward Body Language of Donald Trump”

 

脳科学、言語心理学の見地からも同じことが言えます。

言葉を発する時には脳の高等部分を使います。

「言ってはいけないこと」「こう言った方がいいかな〜」という企みを脳が発声期間に伝達し、嘘や、自分をよく見せようとする言葉が発せられます。

(トランプに限っては脳の高等部分が機能していないので、結局同じかも)

 

ところが、何気なしに出てしまう行動は、脳が普段から覚えていますので、高等部分が止める前に、あるいは脳の自覚(つまり本人の自覚)なしで態度の真髄が見えてしまいます。

態度、つまり普段からの信条がBody Language を通じてさらけ出されてしまうわけです。

その行動がいかに文化的に無神経かなどは、本人は意識もしていないだけに、漫画みたいに目の前で繰り広げられます。

 

その実にわかりやすい実例がトランプです。

その意味では将来教科書に登場するかもですね。

 

トランプのせいで世界がギスギスしています。

白人優位の人種偏見を持ち、それに基づいて暴力を行使することを奨励するトランプ。

そんな中で私たち黄色い(は!)日本人は、どうやって自己防護をすればいいのかの知恵が必要だと感じます。

(黄色って、おかしいですよね。 肌色だ!といつも思います。)

 

トランプの見え見えのBody Language から、分析してみましょう。

どんな白人が、実は強い偏見を脳の深いところに持っているのか。

 

1.トランプが「どかんかい!わしが前に出るんじゃい!」と押しのけたモンテネグロ首相。

 

ふむ。

相手は白人ではありますが、とにかく自分が偉い!という思い込みの吐き気がする行動。

おそらく、トランプ自身は認識なしに普段のままの行動が出ただけだと思います。

「自分が前に出る優先権がある、なぜなら自分が優位だから」を脳が覚えているわけですね。

 

カナダの道を歩いている時に、こんなことが起こります。

前から白人が来ます。 性別は関係ないです。

目を前に向けて歩いていると、ほぼ8割の人はよけてくれません。

どすどす真ん中を歩いて来ます。

まるでこっちの存在が見えないように。
(マジで見えないのかも知れませんよ、白人同士は譲り合って実にマナーがいいのに。)

 

なるほど、脳が他の人種を認識してないわけか。。。と一計を案じました。

相手の脳に「危ない!」という反射行動をとらせてやろう!

 

道で向こうから白人が歩いてくる時、こっちは前を見ず、上を見上げたり、よそ見をすることにしました。

「あ、前のやつこっちを見てないから、このまま行ったらぶつかる!」と相手の脳に思わせるために。

 

大成功。

必ず向こうが避けてくれるようになりました。

 

道ですれ違うたびに「人種偏見」を感じたくない自衛行動です。

 

 

2.ドイツのメルケル首相の訪問時、握手の誘いを「聞こえないふり」をし無視。 見たくない人は見ない、聞きたくない言語は聞かないトランプの脳。

 

ドイツが今完全にトランプへの逆襲に出た理由、その一連の行動です。

これも相手が白人ですが、異人種へのこのような無神経な行動は多いです。

 

特に。

相手が白人、こっちは白人のパートナーと一緒。

話をするときに、白人のパートナーしかみない人はまず5割います。

こっちも発言しているのに、本当に全くちらっともこっちに目を向けません。

 

わざとじゃないか!と思うほど、見事にこっちを見ません。

おそらく指摘すると本人はびっくりするんでしょうかね。

 

あ、人種偏見が脳の深いところにある人なんだと、分別するのに便利な行動観察です。

もちろんよ〜く覚えておきます。

 

 

3.握手とハグの仕方にもかなり日頃の偏見が出て来ます。

 

フランス大統領マクロンとトランプとの握手。

握りしめ、引っ張りあい、引こうとしたトランプの手を離さず前を睨みつけたマクロン。

You cannot fuck with me.

という意味だったそうです。

 

まずマクロンの手を自分の方にひっぱり、自分のペースで進めようとしたトランプが見事にかっこ悪いことに。

手の指が伸び切ってます。

やる〜!マクロン。

 

握手に関しては、日本人は慣れていないのでどうも苦手です。

そこを見越してトランプみたいに自分のペースで握手するか、全くやる気のない握手をする白人が多いです。

「どうせ握手の仕方しらんやろ」みたいに。

そこで完全に相手のペースになってしまいます。

 

そこで。

ギュッと力を入れて握る(握り寿司みたいに!)そして、相手の目をじっと見る。

添付写真のマクロンの目がお手本です。

この目が出来るようになったら上出来!

 

ハグに関しては、好き好きですが、私は基本的に嫌いです。

ま、その場の雰囲気で仕方ない場合には、とりあえず相手に任して、こっちは死んだ魚状態でいると、相手に伝わります。

“No offence, but I do not hug.”

 

終わったあとも普通の顔をして、相手の目をじっと見る。

「これはあなたの文化ですよね。」と。

決してヘラヘラ笑いをしない。

これ。

 

 

嘘つきトランプはこう言います。

「わしほど人種差別偏見のない人物は世界におらんぞ!」

よう言うよな〜と思いますが。

 

これも要注意。

わざわざ「私は人種偏見はない。肌の色など目に入らない。」という白人に限って、上記のような普段の脳が覚えている行動は、文化的無神経そのものです。

手を打って笑いたいほど、そのままです。

 

トランプは役に立ちますね。

人種差別に立ち向かう準備には。

 

やはり教科書に載せねば。


日本の若いみなさん、世界をもっと知りましょう。

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