大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「日本の若者をタフにする方法」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
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日本の若者をタフにする方法

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科学に基づいた心理学から 2013-06-15 20:35

「タフさがない日本の大学生」が今日の日本経済新聞の話題になっていました。

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過保護に受身で育ち、自分に何が出来るのかもわからず、目的のないまま大学に入った若者が、考える力も持たないまま、受身のまま社会に出て行きます。 そんな日本の若者の大学生活をこれまた過保護にサポートする試みが、あちこちの大学で行われているとか。

成績が芳しくないと親に連絡する。  

就職活動について親への説明会を行い、全面的にサポートする。 

などなど。

大学を卒業したあとの社会が求めるのは、Global な競争の中で行きぬけるタフな人材だというにも関わらず、なぜ日本の大学はこのように3歳児のような大学生を作るのかというと。 

そうしないと、学生が集まらないのだとか。 Spoon feed (スプーンで食べ物を口に入れてくれるような)してくれる場所を常に求めているのが、現代の日本の若者像のようです。

8割の大学生が、自分でリサーチし考える授業より、講義を聴くだけの授業を希望しているそうです。 東大の物理学の教授が、「教科書のどこが大切なのか」を聞きに来るが癖が後を絶たないことに辟易としているとか。 塾で「ここをこう覚えなさい」式のSpoon feed 教育の悪影響ですね。

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私のところに来る生徒も最初はそんな受身で「決まった答え覚える」のが得意な日本の教育の悪影響に染まっています。 直接指導する生徒のみならず、Web Lesson で遠くから受講する生徒もしかり。 

そんな生徒には、「自分で考えるとはどういうことなのか」をまず経験してもらいます。 「決まった答え」ではなく、自分から「なぜ?」を考え、「具体的に答えを創造していく」訓練です。 正に”Welcome to Critical Thinking” の洗礼です。

この絵について英語で説明を書きます。 A dog is eating food. と最初、ほとんどの生徒が書こうとします。 

「そんなこと絵を見たらわかるよね。 あなたの文を読んで、あ~なるほどぉと思わせることを書いてね。」と言うと、みんな一様に戸惑った顔をします。

何度も何度も挑戦し、やっとコツをつかんだ生徒たちはその後急に変わります。 「自分で考えること」が一体何なのかを脳が学習したからだと思います。 そして、非常にタフになります。 間違えたらどうしようという、躊躇がなくなります。 いっぱい失敗しながら、着実に英語言語を媒体として使うスキルを身につけていきます。

この最初の関門を通り抜けるのに平均で3週間から4週間かかりますが、人生において非常に貴重な3~4週間だと確信しています。 「自分で考えるタフさ」の関門だからです。

(時折、落伍する生徒が出ます。 「正解を教えて下さい!」ととまどいながらの落伍だと思いますが、とても残念です。)

日本はどこに向かっているのでしょうか。 若者を考える力のないロボットにしたままで。

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