笹木 正明(キャリアカウンセラー)- Q&A回答「キャリア形成は準備と時間、併せて決断が必要です。」 - 専門家プロファイル

笹木 正明
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27歳女・これから先のキャリア形成について

キャリア・仕事 転職・就職 2015/09/26 23:31

大学在学中に就活に失敗。以降、短期の雇用を繰り返して現在に至ります。
今からでもキャリアを身に着けたいと思い、現在は自分の興味の範囲から志望する業界と職種をある程度絞って就職活動中です。
しかし就職支援機関のキャリアカウンセラーさんより、
「先ずは自分の希望の整理と、出来ることと出来ないことを整理するように」と言われてしまいました。

自分の希望(ゆくゆくは一戸建ての実家の維持費が払える程度の収入が欲しい、不摂生が祟り虚弱体質なので無理なく働きながら体力をつけたい、長年の趣味である絵を描く時間は確保したい、
ガツガツと自分を売り込むタイプでは無いのでサポート的な仕事がしたい、料理は数少ない取り得なので調理関連の仕事に就きたい等)はありますが、
「体力が無いから正社員の仕事は無理というのは甘え」「調理の仕事は体力勝負だし独立前提だと安定は、施設調理師は薄給」等々の一般論に迎合して自分の希望を封じ込めてしまうことがこれまで多々ありました。

また、これまで仕事が続かなかった理由もうまく言葉に出来ません。
これまでの職歴に関してですが、
ラジオ局番組制作(契約社員) 1年
鉄工所製造補助(試用期間で解雇) 10ヶ月
職業訓練を経て、官公庁事務補助(臨時職員)6ヶ月
縫製会社の一般事務(試用期間で解雇)1ヶ月
官公庁事務補助(臨時職員) 10ヶ月
このように一貫性のないものとなっています。

1社目は電話対応も番組中の選曲も巧くいかず、途中から何をするのも辛くなって半ばノイローゼのように毎日泣きながら働いていました。
鉄工所では注意力、集中力の散漫さを指摘され、発達障害ではないかと言われました。
官公庁の事務補助は精神的には一番安定していましたが、正直なところ1日座って適当に過ごすだけでお給料を貰っているという感じで、このままこの環境に居ては駄目だと言う焦りが募るばかりでした。
そこで一般企業に正社員を目指して就職しましたが、与えられた仕事をこなすのに手一杯で力不足を宣告され、1ヶ月で解雇されました。

と、過去の経歴を振り返ってみましたが、
これを今後どのようにキャリア形成に生かせば良いのかが解りません。
このまま現状維持では駄目、ふわふわした心構えを変えねばならないということは頭では出ているのですが……。

長くなりましたが、どうかよろしくお願いします。

牡丹雪さん ( 山形県 / 女性 / 27歳 )

笹木 正明 専門家

笹木 正明
キャリアカウンセラー

1 good

キャリア形成は準備と時間、併せて決断が必要です。

2015/09/28 09:06
( 5 .0)

牡丹雪様

キャリアカウンセラーの笹木と申します。
どうぞ宜しくお願いします。
回答文を参考にし、生き方と働き方に分けて整理しました。
まず文章についてですが、内容は良く理解出来ます。
大学卒業後、短期間で転職を繰り返すことで自信を喪失し、
自己否定的に陥っておられます。
必要なのは自己肯定的な考え方です。
好きな仕事に就くのが大切で、肌に合わないと長続きしません。
キャリア形成には準備と時間が必要です。
「石の上にも3年」は心掛けるべき言葉です。
また1人で悩まず、信頼できる相談相手を見つける事も大切です。
仕事を基本にし、ご自分の希望を達成するよう努めて下さい。

1.経緯
大学在学中に就活に失敗。以降、短期の雇用を繰り返して現在に至る。
今からでもキャリアを身に着けたいと思い、現在は自分の興味の範囲から志望する業界と職種をある程度絞って就職活動中です。
しかし就職支援機関のキャリアカウンセラーさんより、
「先ずは自分の希望の整理と、出来ることと出来ないことを整理するように」と言われてしまいました。

2.自分の希望: 働き方と生き方
ゆくゆくは一戸建ての実家の維持費が払える程度の収入が欲しい、
不摂生が祟り虚弱体質なので無理なく働きながら体力をつけたい、
長年の趣味である絵を描く時間は確保したい、
ガツガツと自分を売り込むタイプでは無いのでサポート的な仕事がしたい、
料理は数少ない取り得なので調理関連の仕事に就きたい等。

「調理の仕事は体力勝負だし独立前提だと安定は、施設調理師は薄給」等々の一般論に迎合して自分の希望を封じ込めてしまうことがこれまで多々ありました。→好きならば調理関連のお仕事は検討に値すると思います。
*お金、趣味、健康、サポート、調理関連→仕事に限るとサポート職、調理に絞られる。
 収入は働いた成果です。趣味、健康はアフターワークや休日で時間をかけて取り組んで下さい。
 
3.退職理由:
ラジオ局番組制作(契約社員) 1年、1社目は電話対応も番組中の選曲も巧くいかず、途中から何をするのも辛くなって半ばノイローゼのように毎日泣きながら働いていました。→志望理由は?
鉄工所製造補助(試用期間で解雇)→ 鉄工所では注意力、集中力の散漫さを指摘された。
職業訓練を経て、官公庁事務補助(臨時職員)6ヶ月→官公庁の事務補助は精神的には一番安定していましたが、正直なところ1日座って適当に過ごすだけでお給料を貰っているという感じで、このままこの環境に居ては駄目だと言う焦りが募るばかりでした。→契約期間満了による退職でしょうか。
縫製会社の一般事務(試用期間で解雇)1ヶ月→一般企業に正社員を目指して就職しましたが、与えられた仕事をこなすのに手一杯で力不足を宣告され、1ヶ月で解雇されました。→一般事務職といっても会社特有のルール等があり馴染めなかったのでしょうか。マニュアルがなかったのでしょうか。
官公庁事務補助(臨時職員) 10ヶ月

*性格的には集中力と忍耐力が少し欠けているように感じます。どんな仕事でも全て満足できるものではありません。気になるのは会社応募の理由が理解できない点です。自分に向いているか、一定期間勤められるかについてもっと人事等と確認が必要と思います。

4.今後どのようにキャリア形成に生かせば良いのか、
 1)事務職
  担当の業務はどんな内容か、どのような知識が必要か、難易度は如何等、面接時に納得が
  出来るまで確認するよう努めて下さい。大学を卒業し職業訓練も受けておられるので、もう少し
  長く勤務可能な会社はあると思います。 
 2)調理関連職
  料理が得意とのことですから調理関連職はおすすめです。時間をかけて資格取得も検討されて   はいかがでしょうか。働く場所は多いし、給与も特に悪くないし、年を取っても働けます。

過去の経歴を振り返ってみましたが、これを今後どのようにキャリア形成に生かせば良いのかが
解りません。→入口の対応に問題があるようです。これまでの経験は無駄ではないので新たな環境でキャリア形成に努められるよう期待します。

評価・お礼

牡丹雪 さん

2015/09/28 18:40

 早速のアドバイスありがとうございます。
 自信喪失からの自己否定、確かにその通りだと思います。その状況は現在も続いていると思います。
 現状の煮え切らない心持のまま就職先が決まってもまた同じ轍を踏みそうな気配は感じています。
 同居中の家族からも指摘されていますが、反面「変な夢を見ていないで先ずは採用されたところで誠心誠意働け。世の中の大半の人は仕事に併せて自分を変えているんだ」とも言われています。
 笹木様の仰るとおり、入り口に問題があるから「誠心誠意」が最初しか続かないのだと思われます。

 ラジオ局への志望動機ですが、既卒無職であることへの焦りと家族の目が痛いので、職歴をつけること優先で給与の高さと仕事自体のもの珍しさです。半ば興味本位で履歴書を送ったところ面接まで漕ぎ着け、採用されましたがプレッシャーに耐え切れずに情緒不安定な状態での就業となりました。なおこの時期は精神科への通院もしていましたが、神経症と言われたのみで鬱等の診断は受けていません。
 鉄工所の志望動機は、大学が美術系で金属工芸を専攻していましたので、当時の経験が活かせるのではないかという思いから応募しました。
 官公庁の事務補助に関しては、2箇所とも契約期間満了による退職です。職業訓練や、1箇所目の事務所の経験を活かしたかったので、事務の正社員求人に応募しました。
 縫製会社の業務に関しては、明文化されたマニュアルはなく、口頭で説明された内容を自分でノートに纏めていました。

 集中力、忍耐力に欠けるというのはその通りで、業務が退屈だったり苦手なこと、避けたいことを割り振られたら違うことを考え始める、叱られたり指摘を受けたら「自分はもうこの会社に居てはいけないんだ」と思う等のことがこれまで暫しありました。
 私の最大の課題はこれらのことときちんと向き合うことではないかと思う今日この頃です。

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