笹木 正明(キャリアカウンセラー)- Q&A回答「現在の職場で成功するよう更に頑張ってみては如何でしょうか。」 - 専門家プロファイル

笹木 正明
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覚悟決まらず

キャリア・仕事 転職・就職 2014/09/28 22:13

石油会社にて企画を担当しています。斜陽産業を成長産業へ変える手伝いがしたいという分不相応な思いから投資会社より転職し、現在3年目。歳は30前半。年収は700万円、別途家賃補助140万があります。各種福利厚生は異常な程に手厚く、仕事も8時に帰れます。

仕事は順調です。転職後、ゼロから企画した仕事を成功させ来季は昇格が期待できます。現在も来期最大規模のプロジェクト企画者兼リーダーを務めており、こちらも成功は確実です。

しかし結局、会社のビジネスモデルを変えるような貢献はできず、ほかにも以下理由から転職を考えています。

1.斜陽産業のため、近いうちに業界再編が予想される。待遇が維持されるのか疑問。
2.異業種に売れるスキルが身につかない。寡占化された斜陽産業なので、同業への転職という選択肢もない。いざという時、厳しい。
3.目標となる人を見つけられず、将来のキャリアプランを見出せない。
4.出世している人が自分と違うタイプばかりで、いくら成果を残しても出世コースに乗れない可能が高い。
5.出世が全てで、専門家としてのキャリアパスがない。
6.心底異動したいと思える部署がない。
7.他の社員と考え方が違っていて浮いている。


現在悩んでいるのは、大手証券の投資銀行部門からオファーです。年俸1000万ですが退職金もなく、福利厚生は最低限です。年収は景気の影響を受けますし、ハードになる労働時間を考えると割に合わないでしよう。生涯年収でくらべると現職に負けそうな気さえします。またプロパーに比べて2-3年の出遅れになる上、マイナーポジションで出世は絶望的です。

しかし専門家の地位が高く、人脈を作りやすい環境ですので、著名経営者に会える、大学で講演する機会があるなど、出世以外にも仕事を頑張る意義は見出せそうです。また、最初から出世を気にせずに仕事できそうです。専門スキルの転用をしやすいため転職も可能です。

専門家として生きる覚悟を決めるなら妥当な転職だと思います。ただ、3年間で築きあげた成果をフイにすることが惜しく、また現職で出世して、会社を正しい方向へ導くことがてきたのでは?という未練が捨てれません。

金融に戻るなら、おそらくラストチャンスです。かなり精神的に弱っています。

補足

2014/09/28 22:16

ちなみに証券会社は日系です。英語は苦手で、外資系投資銀行へのキャリアパスは事実上ありません。

dogssさん ( 東京都 / 男性 / 32歳 )

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笹木 正明
キャリアカウンセラー

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現在の職場で成功するよう更に頑張ってみては如何でしょうか。

2014/09/29 00:10

dogss様キャリアカウンセラーの笹木と申します。
 私の学生時代からの友人は石油会社に長く勤務しましたが、
その会社は同業と合併し、更に採掘を手掛ける会社と合併をし生き残りを
かけて頑張っています。
エネルギー業界が存在感が小さくなることは無いと思う次第です。

1.現状
 石油会社にて企画を担当されています。斜陽産業を成長産業へ変える手伝いがしたいという分不相応な思いから投資会社より転職し、現在3年目。歳は30前半。年収は700万円、別途家賃補助140万があります。各種福利厚生は異常な程に手厚く、仕事も8時に帰れます。
仕事は順調です。転職後、ゼロから企画した仕事を成功させ来季は昇格が期待できます。現在も来期最大規模のプロジェクト企画者兼リーダーを務めており、こちらも成功は確実です。→転職の成功例ですね。

2.問題点と評価
1)斜陽産業のため、近いうちに業界再編が予想される。待遇が維持されるのか疑問。→不明です。
2)異業種に売れるスキルが身につかない。寡占化された斜陽産業なので、同業への転職という選択肢もない。いざという時、厳しい。→転職先を同業会社に絞るのではなく、蓄積した事業変革のノウハウを企業規模に関係なく生かし、会社と自分を大きく発展させることにチャレンジしては如何?
3)目標となる人を見つけられず、将来のキャリアプランを見出せない。→あなたがフロントナンナーです。会社を出世するタイプは今後変わっていく感じがします。
4)出世している人が自分と違うタイプばかりで、いくら成果を残しても出世コースに乗れない可能が高い。→考え過ぎではないでしょうか、人間関係には注意を払い、現在の仕事のやり方を継続されてみては如何?
5)出世が全てで、専門家としてのキャリアパスがない。→自分に自信を持って下さい。今の仕事を整理すれば他業界にも通用するでしょうし、更に視野を広める努力をされてみては如何?
6)心底異動したいと思える部署がない。→仲間を増やして新規の部署を提案されてみては?
7)他の社員と考え方が違っていて浮いている。→そんなに違ってはいないと思います。現状肯定だけでは明日はない。但し余裕が出てくれば、将来の方向性について問題提起をされてみては如何?

3.証券会社への転職
 現在悩んでいるのは、大手証券の投資銀行部門からオファーです。年俸1000万ですが退職金もなく、福利厚生は最低限です。年収は景気の影響を受けますし、ハードになる労働時間を考えると割に合わないでしよう。生涯年収でくらべると現職に負けそうな気さえします。またプロパーに比べて2-3年の出遅れになる上、マイナーポジションで出世は絶望的です。→現職と比較してメリットが感じられません。アベノミックスの成長戦略で、株式投資が大きく拡大して長期的に魅力があると判断されると転職のメリットがでてきますが。

4.専門家として生きる為のご提案
1)証券投資の専門家としての道を選ばれるとすれば、日系証券会社でじっくり腰を据えて取り組まれるのも宜しいでしょう。
2)経営の専門家として歩む事を希望されるのでしたら、現職に留まり幅広い勉強をされてみては如何でしょうか。生活面も安定して教育投資が可能だと思います。何より会社経営の発展に貢献できるのは幸福だと思います。

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