大槻 圭将(不動産業 不動産コンサルタント)- Q&A回答「正規の手続きを踏むことが将来のリスクヘッジになります」 - 専門家プロファイル

大槻 圭将
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大槻 圭将

オオツキ ケイショウ
( 東京都 / 不動産業 不動産コンサルタント )
株式会社ノースエステート 代表取締役
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店舗の賃貸契約について

住宅・不動産 住宅賃貸 2010/11/01 21:56

賃貸契約を交わしていた先方の会社が、社名と社長が変わったので名義変更も含めて改めて契約書を交わすことになりました。
しかし、先方の都合で契約者=社長の印鑑証明が取れないということで契約が保留になっています。連帯保証人の印鑑証明では契約は可能でしょうか?

補足

2010/11/01 21:56

何かあった時の為に不動産屋を通して契約をしたいのですが借主に諸事情があるらしく不動産屋も手を焼いていて辞退したいと言われてしまってます。過去一度も家賃滞納ということがないし、この時代次の借り手がすぐにみつかると思えないのでできればこの契約を続けたいのですが良い方法があれば教えていただきたいです。

てんとうむしさん ( 静岡県 / 女性 / 34歳 )

正規の手続きを踏むことが将来のリスクヘッジになります

2010/11/02 14:33

「社名変更と代表者変更が同時」というケースは、実際のところ名義変更ではなく、賃借権をまったくの第三者に切り替える、というケースが多いようです。

「A社が経営に詰まり、解約したい。しかしスケルトンに戻したり解約をすると返還される保証金が減ってしまう。そこでB社に会社ごと売却し、店舗造作もそのまま引き継ぐ。そしてA社はB社から保証金分を満額貰う」というケースです。

詳細がわからないのであくまで仮定ですが、「名義変更をする=引き継ぐ=買う」というB社が、誰を表向きの代表者に立てようか、その辺でストップしている可能性もあります。

「今までの家賃滞納は無し」とありましたが、これからは実質別会社になるため、過去の実績は意味を成さない可能性があります。

まっとうに行くなら、
1.B社とその連帯保証人を再審査し、
2.B社に退去時のスケルトン現状復帰の確約を取り、
3.A社との契約を終了し、保証金償却分を差し引いた額をA社に返還
4.B社と新たに契約(償却分を追加預託)
という手順で行った方がトラブルが少ないかと思われます。
気をつけて考えたい点は「不動産業者が手を引いた」と「不況なので契約を継続したい」という点です。
できるかぎり業者を入れて正規の手続きを踏まれることをお勧めいたします。

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