起業前の不安
法人・ビジネス 経営コンサルティング 2012/05/15 20:49もしも起業で失敗したらと、起業前から不安になってしまいます。特に、経済面で家庭に悪影響がないといいのですが… 起業というと雑誌広告・ネットバナー広告などの宣伝費に加え、開業費やら雑費が大きくて、スタート時の経済的負担が大きくないかと不安です。家の一室でマッサージをしたり手作り石けんや・化粧品などのワークショップなどを考えています。できれば、主人に内緒で起業準備・スタートしたいです。その後、少々軌道に乗ってからパパにカッコ良く「開業宣告」したいのですが、どうしたらいいでしょう?ママ起業家さんたちはどうされたのでしょうか?
かねこ先生さん ( 神奈川県 / 女性 / 39歳 )
起業は慎重に
かねこ先生
はじめまして。公認会計士・税理士の岸井と申します。
ご自宅でのマッサージ・手作り石鹸や化粧品のワークショップ、とても素晴らしいお考えですね。以前からそのようなお仕事をされていたのでしょうか。
事業の成功を心からお祈り申し上げます。
ただし、いざ起業する場合はもう少し慎重になった方が良いと思います。
特に、ご主人に内緒でスタートすることは余程の理由がない限りやめるべきだと私は思います。
自宅を使ったスモールビジネスとはいえ、おっしゃる通り、経済面で家庭に影響がある可能性がありますし、お客さまもたくさんいらっしゃいますし、郵便物・お問い合わせもたくさん来るでしょう。
むしろ、ご主人様に(精神的にも)協力していただけるよう説得してみてください。
さて、ご心配の経済的不安ですが、個人事業での起業であればスタート時の出費は抑えられます(初めから法人(会社)にする必要はありません)。
広告費も最初から大々的に、ということでなければむやみに出費することはないと思います。お金をかければお客様が来るというものでもないですし、競合も多いでしょう。
とはいえ、お客様を呼ぶための内装やせっけん・化粧品の材料は最低限かかるでしょうから、何をどのようにやりたいのかを今一度慎重に計画しましょう。
私の周りのママさん起業家さんたちはハイリスク・ハイリターンというよりも、
自己実現・家族や友達の幸せのためにコツコツと事業を行っています。
コツコツと実績を積み重ねることができているのは、それなりの計画を立てて、
脱線せずに地道に努力されているからです。
また、最初に家庭に響かない「予算枠」を設定されていることが多いです。
これを超えない範囲で最大限努力しよう、という設定です。
かねこ先生もぜひそんなママさん起業家の仲間入りをしてください!
また、計画的な起業の仕方、もちろんその後の事業で迷ったら、お声掛けください!
公認会計士・税理士
岸井幸生