小谷田 仁(歯科医師)- コラム「息子(6歳)が学校検診で『過蓋咬合』と言われ、噛み合わ」 - 専門家プロファイル

小谷田 仁
約30年の実績による舌側矯正と審美矯正。質の高い治療に努めます

小谷田 仁

コヤタ ヒトシ
( 東京都 / 歯科医師 )
医療法人社団審美会 青山審美会歯科矯正クリニック 
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息子(6歳)が学校検診で『過蓋咬合』と言われ、噛み合わ

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歯列矯正・噛み合わせQA (症例、原因、費用) 過蓋咬合(かがい咬合)、クローズド・バイト 2010-12-22 17:47

息子(六歳)が、学校の検診で、『過蓋咬合:かがいこうごう』と言われました。 言われて気にして見ていたら、噛み合わせが全く合っていなくて心配です。
食べづらい様で、ご飯食べるのに時間がかかります。
癖で、噛み合わせを自分で合わそうとして、強制的に下顎を前に突き出して『アイ~ン』みたいな感じにしてしまいます。
このまま様子を見てて大丈夫ですか?ちなみに、乳歯はまだ一本も抜けていません。お忙しいとは思いますが、よろしくお願いします。


(回答)
アメリカ矯正学会は、あなたのお子さんが7~8歳になったら矯正専門医に、矯正の相談をしてくださいと宣伝しています。
これは、基本的に前歯4本が出てから、予防的矯正が一般的に開始されること。
および、矯正治療を受けるためには、治療を受ける本人の矯正にたいする最低限の理解と自覚が必要であり、あまり早期に矯正を開始すると子供に精神的なストレスを与えることになるので、
7~8歳ぐらいになれば矯正する意味が本人にも分かる様になるということでしょう。
また、子供の矯正治療で早めに、7~8歳で治療した方がよいケースとは、出っ歯や受け口の様に上顎と下顎の前後的な成長のズレがあるケースになります。
したがって、過蓋咬合でも、上顎と下顎の前後的な成長のズレがなければ矯正を急ぐ必要はありませんし、上下前歯4本が乳歯から永久歯に生え変わった時点で矯正歯科専門医に相談して下さい。
大人の前歯が出るまで、余計な心配をしないで、伸び伸びと息子さんを育てて下さい。そして、親が心配するあまり、無用な心理的ストレスを息子さんに与えないようにして下さい。

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