地盤改良について
住宅・不動産 住宅検査・測量 2010/05/30 23:37延べ床面積約15坪に平屋、木造軸組み住宅を建築予定です。
地盤調査(スウェーデン式サウンディング試験による)の結果、深さ0.5~3mの間に不均一な自沈貫入層が観測され支持力のばらつきで不同沈下が懸念されるとのことでした。よって柱状改良工法を提案されましたが以下3つの質問があります。
1.3.3m柱状を28本立てる費用として75~6万円は妥当な価格ですか?
また、15坪平屋家屋に28本も必要なのでしょうか?
2.柱状の部材(セメントミルクと地盤を混ぜて攪拌した試料)の強度検査は、上記1の費用に含まれやってもらえますが、改良後の検査(本当に柱が良好地盤に届いているかの確認)は必要でしょうか? またその費用は?
3.柱状改良した土地を売却する場合、埋蔵物による土地評価はどうなりますか?
iezukuriさん ( 東京都 / 女性 / 52歳 )
表面探査をしてみては
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柱状改良は、建物の設計によって本数や位置が決まります。
28本が多いか少ないかは詳細を見てみないとわからないのですが、印象としては15坪の平屋
にしては多いかな、とも感じます。
N値のデータを見ないとなんとも言えませんが、表面探査試験をしてみるといいと思います。(費用は5~6万/関東の場合)
サウンディングはロッドを回転挿入する簡易試験なので、判断が曖昧な地盤には安全をみて
改良判定をだしがちです。また点の調査なので、面の支持力を判定するのが苦手です。
表面探査は、面の支持力を判定しやすいのでサウンディングで改良判定が出ても
表面探査ではOKが出る場合も多いです。
依頼する前にサウンディングデータを見せると可能性を事前に教えてくれると思います。
(OKの場合は地盤保証にも入れます)
柱状改良の改良体の検査というのは、住宅規模ではあまりやりません。
また、これまで改良工事の不具合問題は聞き及んだ事はありません。
改良後に問題があった場合に関しては、施工会社が責任を持たなくてはいけないのと
費用的な利点からもどちらかというとオーバースペック気味になるのが通例です。
埋蔵物による土地評価は、まだあまり問題にはなっていませんが下がるのではないかと
一部では言われています。
それは新たに建物を建てる場合の障害となったり、六価クロムが土壌に流出する問題など
があるからです。(現状の不動産取引の内容にはそこまで記載されていないようですが)
これに代わる改良方法として、砕石杭や発泡スチロールへの地盤置換法やシートを張り詰め
て耐力を確保する工法などもあらわれています。
費用も場合によっては安くなる事もあるので、表面探査でも改良判定が出る場合には
そうした方法も検討するといいかと思います。
評価・お礼
iezukuri さん
回答ありがとうございました。
1の回答について。表面探査については考えてみます。
3の回答について。柱状改良の場合に使用するセメント系固化材から溶出する六価クロムが問題になると読んだので、環境問題と土地評価について心配していましたが、小松原さんの回答にあったような他の方法も調べてみます。 ただ、他の方法もどこまで信じていいのか?また予算との折り合いをつけて決めます。