設計士の選び方
住宅・不動産 住宅設計・構造 2010/07/01 01:33設計の段階に入るにあたって、設計士をどうするか悩んでいます。
工務店からは、提携する設計士から選んでいいですよっと言われています。
1.大手のHMの設計もしているような、有名な建築士さん。
2.地元の設計士さん。(図面士さんと言っていた。)
1はメールなどでやり取りをして、決めていく方法。(事務所までアポイントメントを取って行けば面談でできないことはないそうなのですが、実際は難しそうです。)
2は実際に面談して、一緒に作り上げていく方法。
工務店の人いわく、
1は私たちが考え付かないような案を提案してくれますが、多少個性の強いプランになる可能性があります。
2は私たちの要望をうまくまとめてくれますが、要望したこと以外に、考えもつかないようなプランは望めないかもしれません。
っと言っていました。
真北に道路を面し、三方を2階建てに囲まれた(東西)10×(南北)21mの長方形の土地です。
どういう選び方をすればいいのかアドバイスお願いいたします。
補足
2010/07/01 01:33条件付き建物のため、工務店と契約しているところしか使えません。
天狗さん ( 埼玉県 / 男性 / 30歳 )
監理も重要です
建築士の仕事は、設計段階と施工段階に分かれます。
設計段階では、
地盤調査関連・敷地調査・基本設計・実施設計 ・壁量計算及び構造検討
確認申請図面、書類作成 ・工務店選択、見積調整の手伝い
構造材プレカット工場図面チェック
などなど多岐にわたる作業をします。
施工段階においては
現場監理 地盤~構造
現場監理 設備~内装
中間検査申請書類作成・立会
完了検査申請書類作成・立会
などを行います。
カンリには二つのカンリがあります。
管理 : 工務店の現場監督が現場を運営すること
監理 : 設計者が図面通りに施工されているかチェックし、現場と質疑応答すること
監理者は確認申請に名前を書く欄があって、ここにサインした人が責任を持って
やらなければいけない事が法律に定められていますが、実際には行われていない現場が
非常に多いです。
建築士は施主の立場に立って工務店との折衝も行います。
ここで重要なのは、工務店の推薦であれ、ご自身が探してこられた方であれ
設計・監理契約を直接結ぶことです。
施主が建築士の直接の依頼人になって始めて、建築士は施主の味方になることができます。
(工務店の下請けでは、逆らえませんよね)
また、上記のような仕事を設計段階から竣工まで半年~1年間つきっきりになるのですから、
国交省告示15号というものに定められた正規の設計・監理費がないと仕事はできません。
カスミを食っては生きていけませんので。
工務店の下請けになっている場合には、上記の仕事の基本設計と確認申請だけを
安価にやらされている事も多いです。これではきちんとした仕事は望めないですし、
出来上がりの内容も「神のみぞ知る」状態になりかねません。
何か要望やトラブルがあっても、素人の施主さんが工務店と折衝しなくてはいけません。
大事なことは、「設計」と「監理」の契約を設計事務所と直接結ぶことです。