小日向 るり子
コヒナタ ルリコグループ
男性が抱える4つのストレス ~あなたのパートナーは大丈夫?~
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猛暑日が続いていますね。
平日電車に乗ると、午前中からすでに仕事帰りのように疲れた顔をしたスーツ姿の男性を多く見かけます。
今回は、男性が抱えるストレスの中でも4つの大きなストレスについて書いてみたいと思います。
1.通勤ストレス
「自分は新幹線通勤だけど、ドアtoドアで1時間ちょっとだから大丈夫」と思っている方はいませんか?でも、これは間違いです。
実はストレスは、通勤時間ではなく、距離に比例して高くなるのです。
東京からでしたら飛行機で1時間ちょっと飛べば北海道や九州に行けますよね。でも、飛行機の1時間って鈍行電車の1時間より疲労感が強いと感じた経験を持っている方は結構多いのではないでしょうか。
自宅から会社までの「距離」。これは大きなストレス要因となるのです。
会社は近いに越したことはありません。趣味を重視して会社から離れた土地に住むという選択をする方もいますが、これは、ストレス指数の観点からはあまりおすすめできないです。
2.パソコン・スマホストレス
これには2種類あります。1つはパソコンの使い方がわからずに感じるストレス。パソコンに苦手意識を抱いているうちに、気付けば周りはどんどんパソコンを使いこなしている。「もうついていけないかも」という感覚からくるストレスです。
そしてもう1つ、現在増えているのははパソコンやスマホゲームに熱中し過ぎて現実の人間関係が苦痛になるストレスです。
バーチャルの世界では、嫌になったら終了することができます。でも、リアルの社会ではそう簡単に人間関係をシャットアウトすることはできません。コミュニケーションは今やどんな職種でも大切なスキルです。
しかし、バーチャルコミュニティに熱中し過ぎると、リアルな人間関係に必要以上に苦痛を感じてしまうようになります。
ストレス発散のためのゲームがいつしか過剰ストレスを生んでいるという矛盾。あなたは大丈夫ですか?
3.リストラストレス
これは特に中高年が感じやすいストレスです。
中高年の方が就職した時代はまだ年功序列制度が生きていましたが、今や年功序列制度はほぼ崩れた社会です。義務感で会社に行っていれば無事定年まで勤められて退職金と年金で老後は安心という時代は終わったのですが、この思考チェンジを仕事へのモチベーションに転換することがうまくできずに「このままではリストラされる」という不安ばかりが募ってしまうというストレスです。
4.会話のない家庭・家庭内不和のストレス
家に帰ってもホッとできない。話す人がいない、癒されない、自宅について、そんな感覚を持っていませんか?
実は会社でのストレスより家庭でのストレスの方がストレス指数は高いのです。
会社でもストレスを感じ、家も安らげる場所ではなかったらどうなるか?もうおわかりですよね。
忙しい毎日を送っていると、ストレスは無自覚で蓄積されていき、自覚症状が出たときにはかなり重症になっている可能性もあります。
来週からお盆休みに入る企業も多いと思います。
遊びに熱中するお休みもいいですが、少しゆっくりと自分の生活パターンを見直してみることをおすすめします。
少しの生活や思考のチェンジでかなり防げるストレスがありますよ。