小日向 るり子
コヒナタ ルリコグループ
自分の気持ちをわかりやすく相手に伝える方法
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喜怒哀楽。
言葉通り「喜び」「怒り」「哀しみ」「楽しみ」のことですよね。
この喜怒哀楽の感情、当たり前すぎて相手に伝えていないことはありませんか?
「伝える」ということは、文章や言葉で相手に伝えるということです。
例えば御礼のメールのとき
「昨日はありがとう」だけではなく、「昨日はありがとう。とっても楽しかった!」と伝えるともらった相手にはよりあなたの気持ちが伝わります。
約束をキャンセルされたとき。
「昨日は残念でした」
「昨日は残念でした。私はキャンセルのメールを見て哀しくなりました・・・」
あなたがキャンセルした方だとして考えてください。
どちらの文章がより心に響きますか?
でも一言で「哀しい」「楽しい」「辛い」という感情表現だけではまだ不足する部分があります。
それは、感情は個人個人で異なるし、同じ自分の感情でも大きい小さいという波があるからです。
そんなときは、【より具体的に伝える】ということを心がけてください。
例えば、あなたが友人や大切な人に悲しい体験を告白したとき。
「それは悲しいことだったね」
確かにそう言われれば伝わる感情はあります。対面であれば表情だけでも伝わります。
でも、
「それは悲しい体験をしたね。もし私があなたの傍にいたら、抱きしめて一緒に泣きたいよ」
こう伝えてもらったらいかがですか?
逆にあなたが友人や大切な人から「辛かった」気持ちを告白されたとき。
「私、とっても辛かったの」
と言われるよりも
「私、心がぎゅーって狭くなっていくみたいな気持ちがして、辛かった」
そう伝えてもらった方が、心に伝わる感情がありませんか?
もし「具体的に伝える」って言われてもそんなに浮かばない・・・
と思われてしまった方、日々の生活(読書、テレビ、映画など)で「素敵だな、心に響いたな」と思った台詞や文章をノートに書きだすということをしてみてください。
実際に文字に書き写すだけで、その言葉や文章は自分で思うよりずっと早く自分自身の言葉になって心に蓄積されていきます。
人とうまく意思疎通ができない、なんだか自分の感情がいつも相手に思うように伝わらない、と思っている方、ぜひこの「喜怒哀楽の感情を添える」「できればより具体的に伝える」ということを意識的にやってみてくださいね。
※今回のコラム執筆にあたっての私の経験をブログに掲載しました。
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http://ameblo.jp/r-kohinata/entry-11774454192.html