付き合いはじめはラブラブで、
「ずっと同じ景色を見ていたいね」とか「○○といると優しい気持ちになれる」
と言う男性はたくさんいますよね。
メールも毎日往復して、ハートマークつけまくりで。

それが、お付き合いする月日が長くなるにつれて、「あの時に言ってくれた言葉や行動は何なの？」
といったような状態になってくる。
いわゆる『釣った魚に餌はやらない』状態。

もう私、愛されていないのでしょうか？

そういったご相談は、私も受けますし、ネットの掲示板やお悩み相談でもよく見かけます。

でも、私はむしろ、
「結婚しても、子供が産まれても、付き合いたての頃のような男性にはご用心！」
とあえてお伝えしたいと思います。

「夫はね、私がテレビをボーッとみていると、『つまらない？チャンネル変えようか？』って聞いてくれるの」
「私が家事が終わってふっと溜息をつくと手を広げて『お疲れ、おいで！』って言って抱きしめてくれるの」
「家族でドライブに行くとね、『またこの景色をみんなで見にこような』って言って手をつないでくれるの」
「今でも寝るときは腕まくらなの」

と、何ともうらやましいラブラブ夫婦の旦那さまが、影で浮気をしていたという話、正直とっても多い！！
そしてタチが悪いのが、こういう旦那さまに限って
「彼女（浮気相手）を本気で好きになった。別れてくれ」
と言ってくるのです。
何だか変な言葉ですが、　「本気不倫」　しかできない。
とにかく根っこがロマンチストなので、
「家庭を持っているのにこんなに愛し合ってる２人」というシチュエーションに完全に酔っちゃう
20代女子か！！（笑）と言いたいです。


結婚とは生活です。家庭とは安らげる場所、わがままできちゃう場所でなくてはならない。
社会で働く男性は、人に気を遣い、仕事に気を遣い、お客様に気を遣い、家族を養っていくために大変なストレスを感じています。
私は職業柄首都圏の電車に乗る機会が多いのですが、スーツ（今はクールビズが多いですが）を着た男性が、ぐったりと頭を下げて寝ている姿を見ると、「あはれ」という言葉が浮かんできます。
私は新卒で正社員として就職し、かなりガチモードで仕事をしてきたし、過去も現在も男性からの相談も受けるので、サラリーマンのストレスがよくわかります。
「人身事故でのダイヤの乱れ」首都圏に住んでいると、数日に１回は必ず遭遇します。
相談員やカウンセラーになって、そうしたくなる男性の気持ちの暴露も、たくさん聞かせていただきました。

いいんじゃないですかね？
甘い言葉なんてせいぜい誕生日のときくらいにちょっとプレゼントくれるときの「おめでとう」くらいで。
つまらなそうに休憩椅子に座っていたって、休日に車を出して、レジャー施設に連れていってくれるだけで、いいんじゃない？
こっちだって家事や育児で疲れているんだから、労わってよ！構ってよ！！
その気持ちもとてもよくわかります。
でもそういう旦那さまはロマンチストじゃないから、ちょっとよそ見しても、だらだらできる場所にすぐ帰ってくる。
ロマンティックモード全開の裏で秘密裏に同じこと、またはそれ以上のことを他の女性にしているより、よほど人として誠実だと思いますよ。

赤石家さんまさんが、離婚のときにこんなことを言っていたような記憶があります。
「家庭にロマンチシズムを求めたのが失敗だった」

結婚をしたら、ロマンチック旦那さまにどっぷりつかって陶酔し続ける妻からは卒業しましょう。