田尻 健二(心理カウンセラー)- Q&A回答「付き合うこと自体が目的で、達成感を感じて冷めてしまう人もいる」 - 専門家プロファイル

田尻 健二
お望みの人生の変化への効果的なお手伝いが私の仕事です

田尻 健二

タジリ ケンジ
( 東京都 / 心理カウンセラー )
心理カウンセラー・産業カウンセラー・夢分析家 
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相手の性格が許せなく、性格改善してほしい

心と体・医療健康 心の不安・性格改善 2018/06/02 18:59

お付き合いして4ヶ月の人がいます。
彼は本当に思いやりに欠けていてドライ、まだ4ヶ月なのに私がいつも不満を抱えています。こういうところが悲しいとか辛いとか伝えるようにしていますが、伝えるのも毎回辛いです。私が泣くとめんどくさそうにしています。どう改善するかというより、どう私の機嫌を回復するかを考えているように感じます。何かすれば相手の気持ちを考えられるような人になりますか?それか、そのように思ってしまう私が傲慢なのでしょうか。

向こうからアタックしてくれて付き合うことになりましたが、付き合った途端に態度が変わってしまいました。付き合う前はとても優しくて約束も守り、一緒にいてとても楽しかったのです。今は暴力や暴言はありませんが、デートしていても携帯でずっとゲームをしているか寝てるかで、とても好きな相手への態度ではありません。
会う頻度や連絡の頻度が下がり、デートの途中、夜になると仲良しの友人と遊びに行ってしまうこともあります。最初は向こうからしてくれていた電話やラインや遊びの誘いも今では一切ありません。
またデートの当日、集合時間をだいぶ過ぎた頃に徹夜(仕事ではない)明けで眠いからと言う理由でドタキャンの電話が入ったこともあります。
さすがにそれはないのではないかと伝えたら会う事になりましたが私は彼に会う気で予定も立てておしゃれもしていた為すごくショックでした。人として約束の当日、約束の時間を過ぎてから約束をキャンセルをするのは、体調不良等のやむを得ない事情以外は本当に最低だと思います。

こちらから質問すると、私のことは好き、飽きたわけではない等と言ってくれて、性格上浮気の心配もないかと思いますが、お泊まりをしても数ヶ月間そういう行為をしていません。聞くところによると欲が薄くてする気にならないとのことです。私は特別行為が好きとかではありませんが、愛情表現やコミュニケーションの1つだと思っているので、する気にならないと言われた時もすごくショックでした。
普通の20代の男性ではあり得ないのでは?というくらい彼女に執着や欲がなく私はどこか悪いのかと思うくらいです。実際仕事は忙しそうで睡眠不足のようではありますし煙草も沢山吸いますが、それだけでそのようになってしまうのでしょうか。

私は彼がなんとか普通の思いやりのある人になって欲しいと思っています。何か私に出来ることはありますか。

北村さん ( 千葉県 / 女性 / 23歳 )

田尻 健二 専門家

田尻 健二
心理カウンセラー

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付き合うこと自体が目的で、達成感を感じて冷めてしまう人もいる

2018/06/03 15:48

北村様

カウンセラーの田尻と申します。
よろしくお願い致します。

お話を伺い、彼はタイトルにもありますように、付き合い始めること自体が目的で、それが成就した瞬間、達成感を感じて途端に冷めてしまうタイプの人のように思えました。

このような人は、恋愛を愛情を伴う関係というよりも、駆け引きを伴うゲームのような感覚で捉える傾向があります。
相思相愛ではない関係の人が付き合う状態になるのは簡単なことではありませんので、このタイプの人はその困難な課題に取り組むことに生きがいを感じ、その高いモチベーションが大変熱心なアプローチを生み出します。

しかし、ひとたび付き合うことができれば、もうその課題はクリアできたのですから、途端に関心が薄れてしまいます。
これが彼の態度が急変した要因ではないかと考えられます。

おそらく北村様にとって、付き合い始めることは二人の関係の新たな「スタート」を意味すると思います。
しかし付き合うこと自体が目的のような人にとって、それは「ゴール」を意味します。
この決定的な違いが、様々なトラブルの根本的な要因ではないかと考えられます。

またこのタイプの人は、他人をモノのように捉える傾向もあり、その価値観が油断すると態度の端々に表出されるようにもなります。
この点が、北村様が彼に対して感じる「冷たさ」の要因ではないかと考えられます。

加えて恋愛相手に対する「甘え」の影響も無視できません。
ここでの甘えとは、相手に気を使わず自分本位に行動しても許容されるに違いないとの期待感を意味しています。
このような期待はどのカップルにも多かれ少なかれ生じるものでしょうが、それでももちろん限度はあります。

なおこれまでの話は、本人が自覚していることは滅多にありません。
したがってこのような解釈を伝えても、誤解され一方的に悪者にされたことで深く傷つき、その報復を受けることがよくありますのでご注意ください。

次にご要望の、彼の性格を変える方法に話を移します。
このようなタイプの人は、典型的には幼少期から親の心理的なニーズを満たすための道具のような存在として扱われて育ちます。
そのため人間関係を「利用する側」と「される側」の関係としか捉えることができず、北村様が期待されるような対等な人間関係の心地良さを実感することができません。

したがって改善方法としては、親に代わって対等な人間関係の価値をこれから経験的に学んで行くことが1つのセオリーとされています。
しかしこれは、親のような役割を引き受けることを意味していますので簡単なことではありません。

ですから今回の北村様のケースのようなご相談を受けた時には、これまでのような解釈をさらに詳細に伝えた上で、覚悟を持って関係を持続していただくか、それとも関係を解消していただくのかを決めていただくというのが典型的なパターンです。

以上、少しでも北村様のご判断のお役に立てますと幸いです。

補足

今回述べたようなタイプの方の性格は、専門的には「自己愛性パーソナリティ」と呼ばれています。
次の著書が、一般の方向けに分かりやすく書かれていますのでお勧めです。
和田秀樹著『<自己愛>と<依存>の精神分析 コフート心理学入門』PHP新書

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