八納 啓造
ヤノウ ケイゾウ擁壁の上の一戸建ての地盤改良について
住宅・不動産 住宅設計・構造 2008/07/05 01:00初めてメールさせていただきます。小生素人の質問で申し訳ございません。以下の点ご教授いただければ幸いです。
■土地建物概要
・北側に3mのL字型擁壁がある北斜面の建物です。
・土地が100m2程度あり、北側擁壁から約50cmのからに2階建ての建物が建っています。
・盛り土が2m程度実施されている。
・L字型の底板は北擁壁から4m程度である。
・表層2mまで地盤改良のための処置がされている模様(N値5程度)
・表層2mから5mまではN値2〜8程度自沈あり。
・5mから7mまではN値10〜20程度。
・底板があるところは2.8mまで鋼管杭を打って、底板がないところは6m程度まで鋼管杭を打っている。(合計27本)
・地面は半年程度しか寝かしていない。
・表層から7mまで全て粘土質である。
■質問事項
(1)底板から鋼管杭までは20cm程度あり、その間の地盤は軟弱地盤だと思われますが、20cmの軟弱地盤でも沈下するのではないでしょうか?
(2)家の片側(北側)が2.8mの杭で支持基盤まで鋼管管を打てていない。もう反対側(南側)が6mの杭で、N値20程度のところまで鋼管杭を打っている。これでバランスが悪く不同沈下は起きないものか?
(3)鋼管杭はN値でいうとどこまで打てば安心なものか?
(4)2mから5mの中間層の沈下は避けられないと思うが、鋼管杭を打っていれば、これらの中間層の沈下は気にしなくても大丈夫か?
(5)5mから7mのN値10〜20の地盤は沈下しないと考えてよいか?
kentさん ( 神奈川県 / 男性 / 39歳 )
これから購入される建物ですか?
文面拝見しました。とても細かく調べられていますね。
ところで前提の部分として伺いたいのですが、文面で言っている家はこれから
購入される予定の家ですか?
それともすでに住んでいる家に対してですか?
もしこれから購入される家でしたら、地盤保証がついている物件かどうか?
を確認されるといいと思いますよ。
地盤保証というのは、保証会社が地盤を調査し、指示通りの基礎形状、地盤改良などを施す事で将来不動沈したとしてもそれを保証してくれるものです。
ですので、こういった時の判断は、保証のつく形での検討がベターだと思われます。
参考になりましたら幸いです。
八納啓造 拝