大谷 啓介(コーディネーター)- コラム「Made in Japan シンガポールチャレンジ 募集開始!」 - 専門家プロファイル

大谷 啓介
海外へはモノをそのまま売るのではなく、つくれるコトを売る

大谷 啓介

オオタニ ケイスケ
( 東京都 / コーディネーター )
KCmitF 代表
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Made in Japan シンガポールチャレンジ 募集開始!

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Japan Style 2012-08-10 02:01

「made in Japanを世界へ」

私がフリーのマーチャンダイザーとして活動する軸の一つに、「日本の製品を海外で売る」というミッションが有ります。それは様々な実体験の中で、海外の方から見る日本や、日本製品はシンプルに高い評価を受けるケースが多い事を知っているからです。

海外の方で「日本が好き」という方は、こちらから投げかけなくても自分から日本製品の良さを見いだし、自ら価値を理解しようと言う姿勢の方が多いですよね。一方でそういった方が感じる価値は「日本が好き」な人だけに通じるものでしょうか?私はそれだけではないと思います。

「価値を伝えるコミュニケーションの重要性」

ちょっとした情報が、人の興味を換気し、その好奇心から新たな価値を発見する。そういったサイクルが生まれれば後は価値に見合った対価が払えれば、売買が成立します。生活必需品でない商材においては、買い手はどんな価値が得られるかを見極めて購入の意思決定をしますよね?

生活関連商品の場合は、この価値観が個々のライフスタイルによるのが成熟した市場の基本です。ですので、モノそのものが何かを語るだけで購入に至るケースは理想的ではありますが、多くのプロダクトはそれだけでは売れにくいのが現実です。物質的に満たされていない社会の場合は、モノの存在が価値なので売場に有るだけで売れて行く事もあるでしょう。

また外国市場においては、生活様式や文化的背景が異なるので、商品に対して共通理解がなされる価値観も異なってきます。よってそこを補うコミュニケーションが必須となってきます。

「コミュニケーションの効率を最大化する」

では、そのコミュニケーションを最も効率よく行う方法はなんでしょうか?私は買い手となりうる人に直接売る事が最も効率が良いと思っています。勿論、買い手を見つけ出すことは簡単ではないと思います。ただ、直接売るプロセスにおいて発生するコミュニケーションの中から「売れる理由」「売れない理由」が探れる事こそが重要な価値であり、その繰り返しが結果的に「どう売れば良いか」を見つけ出す近道になると思うのです。

ですので、コミュニケーションの相手はバイヤーよりも生活者の方がよりリアルな理由をキャッチするチャンスが有ると思っています。バイヤーのフィルターが効果的なケースも勿論ありますが、それはバイヤーがモノの価値を深く理解し、かつその理解を売場にしっかり表現出来ていると言う条件でなくては結局売場より先に行かないですよね。

また、そういった条件が揃っていたとしても、生産者側に「何故売れたのか?」「何故売れないのか?」といった情報が入ってこないと言われるがままに商品を供給するというサイクルから抜け出す事は難しいと思います。

「まず売ってみる、挑戦してみる」

ですので、生産者が商品と現地生活者とのコミュニケーションの結果を、「情報として得る事が出来る仕組み」が有れば良いと考え「Made in Japan シンガポールチャレンジ」の企画を実現するに至りました。この企画では非常に低いコストで生産者の商品をシンガポールで実際に販売する事が出来ます。そして、売るだけでは無く売る過程の中で「売れる理由」「売れない理由」を探りますので、その情報も得る事が出来ます。

その現地での販売コミュニケーションから得た情報を元に次なる一手を考え、実際の海外進出に着実に繋げて行く事を目指しているわけです。一方で現地の方に「買いたい」と思って頂き、モノが売れた場合はしっかりと収益が出ます。ここは展示会への出展とは異なる特徴だと思います。

「シンガポールチャレンジの検討をしてみる」

今回は私もプロジェクトの企画段階から携わり、11月には実際に現地での販売にも行って参ります。Made in Japan シンガポールチャレンジにご興味が有る方は、是非下記のURLより詳細をご覧くださいませ。皆様のご参加をお待ちしております。一緒にシンガポールのマーケット開拓を致しましょう!

http://stylestore.allabout.co.jp/mojo?vgform=SimpleForm&template=default/campaign/2012/singapore.html


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