岩川 昌樹(ファイナンシャルプランナー)- Q&A回答「売却、乗り換えは冷静に。」 - 専門家プロファイル

岩川 昌樹
「本当に必要な資産運用」。家族のことのように考え、提案します

岩川 昌樹

イワカワ マサキ
( 千葉県 / ファイナンシャルプランナー )
FPブレーン株式会社 長期投資専門FP
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投資信託は今後どうしたら?

マネー 投資相談 2009/04/29 12:28

現在、投資信託を保有しています。
現在、サブプライムの影響で評価額がかなり下がっています。
自分としては、長期保有の運用を考えています。(現在投資額130万円くらいが82万円の評価になっています。)
先日、担当の方からGW前に売却して利益の上がっているものに変えたほうがいいのではという提案がありました。
ただ、私はまた、買い換えたほうが下がるのでは?という気持ちもあります・・・。
投資信託にも売り時とかはあるのでしょうか?
今後のみとうしとかを教えてください。

ちゃんぴさん ( 埼玉県 / 女性 / 34歳 )

岩川 昌樹 専門家

岩川 昌樹
ファイナンシャルプランナー

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売却、乗り換えは冷静に。

2009/04/29 18:01

はじめましてFPの岩川です。

投資信託は、資産が形成されるまで数回は大きな下落相場に遭遇します。

下落相場に遭遇すると「失敗」と思われがちですが、
むしろ、資産形成のための必須条件であり、
予定通りと考えて良いでしょう。

長期投資家にとって、下落時の継続保有、追加投資は、
むしろ資産形成には欠かせない必須場面です。

下落相場による資産の目減りを目の当たりにするとやはり、
長期投資と言えども挫折してしまう人の気持ちもわかります。

個人投資家だけでなく、長期投資のアドバイザーまでもが、
不安になり、計画にない思いつきで「手控、売却」なんてこと
もありますが、ここは市場に左右されない計画を作成、全うするのみです。


市場は
20%上昇する年
15%下落する年
15%上昇する年

・・・・・と、その年により全く異なります。

ちなみに、長期投資で目的とする、期待リターンは、
上記のような過去の「上昇率」、「下落率」を平均化した数値です。

繰り返します、「上昇率」と「下落率」の平均値です。


もしも、「下落」をすべて避けられたら、平均リターンは15%、
20%という高リターンになります。
(市場平均を狙うパッシブ運用においては、ほぼ不可能な平均値です。)

つまり、長期投資において、期待リターンを得るには、
必ず、下落相場に遭遇し、下落の数字を加味してはじめて、
期待リターンになることです。

明確な目的をもっているのであれば、下落=売却、乗り換えが有効とは
限りません。
また、運用の明確な目的がなければ、一度この機会に考えてみるのも
いいでしょう。

売り時、買い時は、あいまい市場の価格を見て決定するものでなく、
事前にご自身で決定しておくものなのです。

市場を見ての判断は、たとえプロでも、当たるかもしれませんが、
外れるかもしれません。

補足

冒頭は、私のブログから抜粋しました。
お時間のあるときにご覧ください。

●売りたい時の気づき
http://toushinmkt.seesaa.net/category/6114140-1.html

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