WEBシステムの不具合修正などの無償保守期間の長さ
法人・ビジネス システム開発・導入 2007/09/28 10:53 200万円ほどの金額でシステム開発業者様に作っていただいた、WEBシステムを半年ほど使用しております。しかし完成後も、致命的ではない不具合や仕様書との軽微な認識違いがぽちぽちと見つかり、毎月業者様に修正を依頼しております。
ところが業者様より、無償での不具合修正はこれ以上できないと連絡を受けまして、どうしたものかと悩んでおります。月額の保守契約を結べば対応できるが、2年ほどの契約期間で、当初の開発金額に匹敵してしまうくらいのコストです。
もともとある不具合や、仕様書の読み違いは本来無償で修正をしていただけるものだと思っているのですが、これは一方的な勘違いなのでしょうか?一般的に、原因が開発側にある不具合でも、有償で修正をお願いしなければならないのでしょうか?
軸さん ( 神奈川県 / 男性 / 30歳 )
メリハリをつけた要求をしてみて下さい
IT化支援ラボ 濱田です。こんにちは。
軸さんの仰るとおり問題になる点は「?不具合対応」「?仕様との違い」
の2点ですね。
?不具合の対応については、本来は瑕疵対応(無料保守)可能期間を
設定し、双方合意の上で開発契約を結ばなければなりませんがこの点は
如何でしょうか?(一般的に1年が多いですが、2百万円規模ですと
半年も有り得ます)
経緯や現場を見ない限り判断できないのですが、話しが行き詰って
しまっているようでしたら、保守対象に優先順位をつけ相談しながら
要求する形が良いかと思います。
要求にメリハリをつけることで合意を頂ける可能性が高くなり
ます。その際に優先度の低いものもリストには加えておいて下さい。
?仕様の認識違いについてはグレーゾーンが多く必ず問題になる
ところです。こちらも泥沼化しそうでしたら早めに優先順位を
つけ相談する形を取ってみて下さい。
また保守金額についてですが、相当な仕様変更を予想しない限り
一年で開発費の50%は高額だと思います。
業者様の言う「保守契約」には恐らく「仕様変更」も想定されて
いるのだと思います。
今後保守契約をご検討の際には、「具合対応」と「仕様変更」を
切り離して見積りを請求してみて下さい。
?不具合対応は期間を決めた定額制にするか、スポット対応
(都度支払)にするかがありますが、開発側の体制により何れかは
不可能な場合もあります。
?仕様変更については開発の延長ですので、定額は無く変更内容に
応じた人工計算が一般的です。
本題とずれますが納品前の検収(仕様書と見比べながらのチェック)は
甘くなりがちですので次回からの重要点としてください(詳細な要求仕様書
の作成が前提となりますが)。
http://labo.itsl.jp/