乾 喜一郎
イヌイ キイチロウ資格の有無でストレスは変わる?~資格と職場でのメンタルについての調査結果 4
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「資格を活用している人は、自分は世の中の役に立っていると思っている」
「資格を活用している人は、これまでの仕事と人生に満足している」
持っている資格は変わらないのに、なぜこのようなことが起きるのか?
ひょっとして、資格の有無で、働く上でのストレスが違うのではないか?
そんな風に考えて、
「仕事中、職場でストレスを感じますか?」
という設問との関連を調べてみました。
結果は・・・・
資格を活用している人・・・・「強く感じる」「感じる」 51%
資格を活用していない人・・「強く感じる」「感じる」 47%
資格を持っていない人・・・・「強く感じる」「感じる」 53%
あれれ?
ほとんど、差はありません。
もう一つ、「将来のことを考えると不安を感じますか?」という質問もしています。
こちらも・・
資格を活用している人・・・・「強く感じる」「感じる」 54%
資格を活用していない人・・「強く感じる」「感じる」 61%
資格を持っていない人・・・・「強く感じる」「感じる」 58%
違いはありません。
ストレスは同じように感じているのに、自己効用感や満足度が変わるのはどういうことだろう?
ひょっとすると、
活用している人と活用していない人では、ストレスの中身が違っている可能性はあります。
同じストレスでも、
専門家としての責任が大きくなったり、任せられる業務が増えればプレッシャーは強くなり、ストレスにつながる。
一方、職場の人間関係や労働環境、仕事内容が悪くなれば、それもストレス。
同じ言葉ですから、ただストレスの有無を聞いても、違いは出てこない可能性がある。
そこで、こちらについては追加で調査を実施することにしました。
その結果もあらためて、ご紹介したいと思います。