井元 雄一
イモト ユウイチグループ
無資格カイロプラクター問題 カイロプラクティック国際会議で発表されました
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2013年11月 韓国ハンソ大学で行なわれたInternational Conference Of Chiropractic (カイロプラクティック国際会議 ICOC2013)にて、様々な臨床レポートや研究発表とともに、日本のカイロプラクティックの現状報告として、以前より問題視されていた「無資格カイロプラクター問題」についての発表がありました。
去年、国民生活センターより、WHO基準を満たさないカイロプラクティックの被害について警告が出され、今年、フジテレビにて悪徳カイロプラクティックが取り上げられ、とても注目を浴びているこのタイミングで、まさに旬な話題が国際会議の場で発表となりました。
東京に本部を置くとある団体がカイロプラクティックの名前を使い、「カイロプラクターになれる!」と謳って一般国民を勧誘、短期間のセミナーにて開業資格を与えていたり、数百万円の商品仕入をしなくてはならない、という事業活動を行っているという報告でした。
おおよそ国際基準のカイロプラクターとはほど遠い、カイロプラクティックの名を貶めるような活動を日本全国で展開しているこの問題は、公式の場で発表されたのは今回の国際会議が初めてだったと思います。
ですが、この件は以前よりWHO日本代表団体である日本カイロプラクタ-ズ協会JACから、世界カイロプラクティック連合WFCやアメリカのテキサス大学にも申し入れが行なわれていて、業界内ではずいぶん以前から問題視されていた事なのです。
本物のカイロプラクティックは効果も高く、世界では最先端の医療として認められていますが、この団体のせいでカイロプラクティックは「こわい」「痛い」「あぶない」「バキボキする」などの悪いイメージが広まっている、ととらえている国際基準のカイロプラクターも大勢います。
実際に私の所にも、この団体の出身者から
「カイロプラクティックと聞いたからセミナーに参加したのに、内容は商品販売の話ばかりだった」
「本当に患者さんの事を思ったらこんなことやっていては良くないと思う」「もうお金が続かなくてやめようと思っている」などの話を聞いていました。
きっと、勉強を始めた本人は、カイロプラクティックの効果や可能性を知り、それを信じてこの道に進もうとしたのだと思います。
ところが入ってみたら、全然違う業者だった、という事なんだと思います。
これだけ見れば、どの業界にもある話なのかもしれないし、勘違いする方が悪い、だまされる方が悪い、という論理も成り立つのでしょう。
今後、被害が広がらないように、早い段階で国内でもしっかりとした法整備がされ、正規のカイロプラクティックを学んだ人だけが
その名称を表示できるようになることを願います。
国民生活センターの警告についてはこちら
→ http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20120802_1.html
フジテレビの悪徳カイロプラクティック報道についてはこちら
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