井元 雄一
イモト ユウイチグループ
柔道整復師 またも発覚、接骨院での不正受給
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今まで様々な所で言われていた接骨院での保険不正受給の問題。
これは厚生労働省でも把握し問題視しています。
整形外科学会でも問題として発表もされています。
ところが、それが一般報道される事はあまりなく、黒い影の力の存在を感じさせる程に隠されていた事実です。
今回、地方版ではありますが、読売新聞にそれに関する記事が掲載されていました。
ここには恐ろしい実態が掲載されています。
「約7千800万円、不正受給」
「スタッフの保険証を持ってこさせて架空で診療報酬請求」
「保険を使わなければ人が来ない」
など、はっきりと接骨院の柔道整復師が自分の売上げのため、違法請求、不正受給をしている!
という事を本人が明言している訳です。
通常これらの不正受給は柔道整復師ではない私たちカイロプラクティックとは直接は関係ない話です。
ところが、保険適用外の完全実費であるカイロプラクティックを、接骨院で「柔道整復師が保険診療として行なっている」場合があることが報告されています。
もちろん、これは完全な違法行為!
ただでさえWHO基準を満たしていない柔道整復師が、カイロプラクティックと称して、詐欺的行為を行ない保険金不正受給をしている、非常に許しがたい行為です。
私たちカイロプラクターには、その教育カリキュラムで様々な事を学びます。
中には柔道整復師の先生で、アメリカに渡り大学でカイロプラクティックを学んだ人もいるでしょう。
その場合は、ちゃんと国際基準をクリアしているので問題ないですが、国内で数日間の技術を学んだだけの偽物が
カイロプラクティックを名乗り、別記のように骨折や不調などの事故まで起こしている。さらにそれを保険診療として
違法に国民の保険料を使って財政を圧迫しているというのが今の現状です。
中にはまともな接骨院もあるでしょう。
一生懸命に患者さんの為に活動している先生も多いでしょう。
でも一部の倫理観のない違法行為をして私腹を肥やしている柔道整復師のおかげで、国民の財産である
税金まで使われているのです。そして新聞記事によれば、それらの事は割と日常茶飯事として行なわれているようです。
もし医療家としての倫理観でこれらの不正受給が止まらないのであれば、なんらかの法的な介入が必要なのかもしれませんね。
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