養育費の減額請求について
2008/06/11 02:03私と夫(47歳)は私が初婚、夫は再婚です。夫は元妻(会社員、手取り25万円)との間に13歳(私立中学1年生)の子供が一人いて養育費として毎月23万円支払っています。現在、夫の手取り月収は46万程、ボーナスは夏と冬でそれぞれ手取り約120万円ほどです。そして私と夫の間に今年2月に子供が誕生し、それを機に私は会社を退職しました。私たちは神奈川県内でアパート暮らしをしています。毎月の家賃や子供にかかる経費などで毎月23万円ではとても足りなく、ボーナスを充ててぎりぎりの生活をしています。また夫は離婚の直前に転職していますが、退職金のほとんどは家のローンの返済に充て、貯金はほとんど残っていません。その家も元妻へ渡しています。(ただし1000万円ほどローンが残っているとのことです)。夫は元妻との子供もとても大切に想っており(月1回の面会の約束は全然守ってもらっていませんが)、できる限りのサポートはしたいと言っており、私も異議はありません。しかし、現在の状況で月23万円の養育費はあまりに多すぎるのではないかと私は思っています。先日、元妻には月18万円に減額してくれないかと相談を持ちかけましたが、聞く耳を持ってくれない上に、ボーナス時に子供の学費50万円を支払う様要求してきました。私もいずれまた仕事を見つけたいと考えていますが、現在の双方の状況を考慮した妥当な養育費に減額できないものかと思います。たとえば、養育費15万円としても元妻は自身の月収と合わせて40万の手取り収入、私たちは、31万円です。このように、現在の養育費を減額する可能性があるかどうか、その場合、いくら位まで減額することができる可能性があるか教えてください。私たちの子供も元妻の子と同じように、きちんと養育していかなければいけないものであり、何とかお互いの妥協点が見つかる方法はないかと思っています。
pyontaさん ( 神奈川県 / 女性 / 30歳 )
養育費減額の調停を申し立ててはいかがでしょうか。
mayuryoさん、こんにちは。
弁護士の水嶋一途です。
mayuryoさんのご事情からすると、養育費の減額は十分可能であると思われます。
mayuryoさんのケースでの標準的な養育費の月額は算定表をご参考にされて下さい。
東京家庭裁判所HP 養育費算定表(子1人(0歳〜14歳)
算定表の見方ですが、義務者(縦軸)がmayuryoさんの夫、権利者(横軸)が元妻になります。
それぞれの年収(控除前の金額)が交差するポイントが標準的な養育費になります。
mayuryoさんのケースで、仮に夫の年収を850万円程度、元妻の年収を350万程度とした場合、標準的な養育費の金額は、月額6〜8万円となります。
もちろん、上記はあくまで標準額であって、その他の事情も考慮して決められますが、月額23万円はmayuryoさんのご家庭にとって相当の負担であるように感じます。
mayuryoさんにもお子様が生まれて、経済的にも大変な状況でしょうし、23万円の養育費を合意した時と現在では状況は変わっているといえます。
養育費の減額は、まずは当事者同士で話し合われるといいと思いますが、mayuryoさんのケースでは話し合いも難しい状況に思われます。
したがって、mayuryoさんの夫から元妻に対して、養育費の減額を求める調停を申し立てるといいでしょう。
生まれたばかりのお子様がいらっしゃる状況でお悩みも大きいことと思われますが、少しでもmayuryoさんのご参考になれば幸いです。