
辰巳 いちぞう
タツミ イチゾウ資格の落とし穴【「食いっぱぐれない」と勘違いしてないか?】
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今日は資格の話を
日本においてこの「資格」というのはやっかいなもので、資格を取ると
「食いっぱぐれない」とか、「手に職がつく」とか言う話を聞きますが・・・
断言します。
「資格取得だけでは間違いなく生き残れません」
なぜか?
資格はその仕事に携わることを許可されただけで、そこには仕事における
品質は別問題だからです。
資格に実務と、品質を守るまたは上げる気概がないと、その資格は
持ってるだけの資格だからです。
ファイリングデザイナーの話をしましたが、なぜこの資格が不人気か?
それはこれで就職や独立が出来ない(と考えられている)からでしょう。
日本における資格の考え方は少し屈折しているようで、「就職に有利」や
「将来に安定」などの保守的な動機で取得をサポートする機関が多い気がします。
「持ってるだけで」何かに有利に働く資格なんてそうたくさんありません。
たしかに今は景気が悪く、安定志向になってしまうのは分かりますが、その環境に
対応する安心材料が資格だとは思えません。
資格の有無よりも、仕事に対する「価値観」や「仕事観」の方が大事なのではないでしょうか。
私が絶対に忘れないとココロに決めていること
「私たちは社会のシステムの一部で、その社会に活かされている存在。つまり私への評価は
私が決めるのではなく、市場(社会)が決めることなのだ。
よって、市場(社会)に受け入れられる価値観でなくては生き残れない。」
資格があるだけで、市場(社会)から評価される・・・幻想です。
資格は
あくまでも「着手していいよ」という手形でしかありません。
市場(社会)の評価は仕事の質だと言うことをお忘れなく。
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