小松 和弘(経営コンサルタント)- Q&A回答「ITだけでなく、専門家への相談、現地訪問をお勧めします」 - 専門家プロファイル

小松 和弘
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コマツ カズヒロ
( 東京都 / 経営コンサルタント )
ホットネット株式会社 代表取締役
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ITだけで当社がその地に海外展開に適するかどうか判断

法人・ビジネス 経営コンサルティング 2015/11/16 15:19

中小企業の経営部門に所属している管理職の者です。

海外展開を考えているのですが、最初から駐在員事務所を考えずにITだけで当社がその地に海外展開に適するかどうか意志決定をしたいと
思います。手順としては

1.現地のJETROなどを訪問し、おおままな調査
2.日本人スタッフとコンタクトできるローカルの市場や技術に詳しい人と請負契約をする
3.管理部門に関してはアウトソーシングをする

と大まかに考えています。

専門家方のアドバイスを頂ければ幸いです。

ポプラさん ( 埼玉県 / 男性 / 40歳 )

小松 和弘 専門家

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経営コンサルタント

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ITだけでなく、専門家への相談、現地訪問をお勧めします

2015/12/05 21:26

ポプラさん、こんにちは。質問は、「ITだけで当社がその地に海外展開に適するかどうか判断」ですね。

 海外展開で成功するためにまず重要なことが3点あります。
1つ目は「進出目的の明確化」です。何のために海外展開目的と事業戦略とをしっかり結びつけておくことです。販路拡大なのか、コスト削減なのかによってターゲット選定や必要な人材やリソース、現地調査などの予備調査項目が変わってきます。また計画自体の成功や見直し、撤退などの判断基準にもなります。

2つ目は「入念な事前調査」です。
どこに進出すれば海外展開目的を達成しやすいのかを各国の法規制、政治の安定性、商習慣や物流事情、現地パートナーの有無などから文化まで調査する必要があります。その際にJETROや商工会議所などの公的機関を活用すると日本にいながらターゲット国の情報を収集することができます。また取引先や銀行からの情報収集も有効です。

3つ目は「進出計画の作成」です。
多少大雑把でもいいのでプランを作成します。事業として成り立たせるための売上計画、生産・設備計画、人員計画、資金計画などです。その上で自社に不足するリソースを洗い出し、調達方法を検討します。
また出来れば撤退手続きも調査した方がいいでしょう。戦争や動乱、政策変更、労働争議など短期間で環境が変化する国に進出する時は特に重要です。

以上の3点をしっかり検討した上で海外展開を行います。その際、ITだけでも情報収集などはできますが、判断する場合は公的機関のアドバイスや情報提供、支援策も十分に活用した方がいいでしょう。その上で最終的には現地に出向いて状況を生で見て、感じてから判断することをお勧めします。

ポプラさんの今後ますますの発展とご健勝を心よりお祈り致します。

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