堀江 健一(恋愛恐怖症・心の問題カウンセラー)- Q&A回答「恋愛感情が感じられなくなる原因となる3つの要素」 - 専門家プロファイル

堀江 健一
何より優しく共感を持って、あなたの味方になります

堀江 健一

ホリエ ケンイチ
( 東京都 / 恋愛恐怖症・心の問題カウンセラー )
カウンセリングルーム エンパシィ 代表責任者
Q&A回答への評価:
4.6/43件
お客様の声: 15件
サービス:8件
Q&A:118件
コラム:220件
写真:0件
お気軽にお問い合わせください
070-6640-7990
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。
印刷画面へ
専門家への個別相談、仕事の依頼、見積の請求などは、こちらからお気軽にお問い合わせください。
問い合わせ
専門家への取材依頼、執筆や講演の依頼などは、こちらからお問い合わせください。
取材の依頼

恋とはなにか

恋愛・男女関係 恋愛 2019/11/25 23:45

男子高校生です。
彼女が欲しいという漠然とした思いはあるのですが、特定の女子に対する熱情的な思いを抱くことがありません。
また、女子からモテることもありません。
よって自分からいくこともなければ相手からくることもなく、このままでは一生彼女ができる気がしません。
恋とか愛情はどうしたら抱けますか?

ペンペンまさおさん ( 男性 / 15歳 )

堀江 健一 専門家

堀江 健一
恋愛アドバイザー

- good

恋愛感情が感じられなくなる原因となる3つの要素

2019/12/03 19:53

特定の女子に対する熱情的な思いを抱くことが無くて、このままだと彼女が出来る気がしなくて心配なのですね。
15歳と言う年齢は思春期真っただ中、色々と内面的にも深いことを考えるようになり、激しく変化する時期ではあります。
そんな中、人に対する思い、特に女性に対する情熱的な思いを抱いたことが無く、恋とか愛情と言う感情がどんなものなのかが今のペンペンまさおさんの重要なテーマの一つなのでしょうね。
実は大人になってからも恋愛感情が感じられずに、自分は人と比べて変なんじゃないかと思ったりする方はいたりするものです。
ペンペンまさおさんは、まだこれから自然と情熱を感じられる女性が現れるものかとは思うのですが、少し心理学的に細かく解説してみますね。

人の全般的な性格は次の3つの要素で決まってくると言われています。

A.気質(生まれつきの遺伝的要素)
B.幼少時の生育環境(一般的には親子関係)
C.物心ついてからの周囲との環境や経験

恋愛感情の持ち方なども同様に、これらの3つの要素が絡んでいて、どれかに問題があると差し障りが生じます。

A.気質による影響
●まだ原因は不明な点が多いが、他者への愛情や良心などが感じられないタイプがいる。
ただ、付き合って自分に利益があると思えれば、恋人の役を演じることは出来る。
●発達障害などがあり、自分の興味が持てるものが非常に狭いために、他者に関心が持てない。など

B.生育環境による影響
親や養育者との関係に不具合があり、愛情を感じられなくなったり、愛情を感じるのを抑えてしまうクセが付いてしまう。
例えば、子供の自分が転んで痛くて泣いているのに
●親に「泣くんじゃありません!」と感情表現することを禁止されてしまったら、恋愛感情に限らず、全般的に感情を感じること自体を抑えてしまうようになる。
●「痛くなんかないでしょ!」と勝手に親の感じ方、価値観を押し付けられてしまったら、子供も「そうかぁ、痛くなんてないんだ」とありのままの自分の感情を感じることが出来なくなる。
●転んで痛い思いをしたら大変だから、もう一人で歩かないで!みたいに過度に心配されてしまったら、失敗することに過剰に不安になり、一人で何かをやってみることが出来なくなる。失敗する可能性もある恋愛を、無意識的に避けるようになる。
●泣いてもいつもほっておかれたら、もう欲求や愛情を伝えようとしても無駄なんだと思い込んであきらめてしまう。
などなどの関係が継続して行われる。(わかりやすく比喩的に書きましたが)

C.周囲の環境や経験
●いじめなどで良い面の自己イメージが歪められたり、人への恐怖感を抱き、人への愛情を素直に感じられなくなる。
●親の離婚や不仲を経験して、愛情関係と言うものが信じられなくなり、実感としてわかなくなる。
●身近な親密な人や恋人の死、辛過ぎる失恋などの喪失体験を経験し、愛情を抱くこと自体怖くなる。など。

ほんの一部紹介しただけですが、色々と恋愛感情を感じられなくなる可能性のある要因はあるものです。しかも本人にもそうした自覚が無い無意識的な心の働きによるものだったりします。
なので専門的に言えば、こうすれば恋とか愛情が抱けるようになるよ、と言う誰にでも効く万能薬はあまりありません。

ただ言えるのは、恋愛対象に限定せずに、誠実に話を聞いてくれる人となるべく交流して、親密な関係を深めてみる経験をしてみるのはとても重要でしょう。
そのような経験を通して「人に支えてもらいたい」とか「この人を支えてあげたい」と言うような気持が芽生えてきたら、その延長線上に恋心も生まれるのではないでしょうか?

補足

それぞれの人に、恋愛感情とか愛着感情(広い意味で親密になりたいと言うような感情。親や友人・先生に対するものなど)が抱けない原因とか背景があり、そのタイプにより改善策が違うものです。
自分のタイプがどんなものかによって、必要なアプローチや行動の方向性がわかって来ます。

プロフィール評価・口コミ対応業務経歴・実績連絡先・アクセスサービスQ&Aコラム