堀江 健一(恋愛恐怖症・心の問題カウンセラー)- Q&A回答「失恋の悲しみと喪失感情のプロセス」 - 専門家プロファイル

堀江 健一
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堀江 健一

ホリエ ケンイチ
( 東京都 / 恋愛恐怖症・心の問題カウンセラー )
カウンセリングルーム エンパシィ 代表責任者
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精神的ストレスで悩んでます

心と体・医療健康 心と体の不調 2016/09/23 09:40

大学2年の女です。
1週間前に失恋しました。
まだ私は彼への気持ちはあり、彼とは今は友達に戻りましたが、連絡も毎日とってて、遊んだりするのも全然良いよと言われてます。

ですが、失恋をしてから物事に対してやる気がわかず、学校の授業も集中できていません。
友達に励ましの言葉を貰ってもすべて否定してしまい、家から出たくないと思って一日休んでしまう日もたまにあります。

頭では友達の言ってる言葉がわかってても、変わらなきゃと思ってても身体が動いてくれません。

そして何よりも生きがいを感じなくて、毎日が楽しくないです。

毎日、考えても余計にごちゃごちゃしてしまい、日に日に辛くなってます。

このせいで、元カレにもたまに困らせてしまいます。
ですが、彼は今私がこのような状態になっているのを知ってる為、わかってるよ!大丈夫といってくれます。

このようになってしまった場合、どうしたら良いでしょうか。

みな*さん ( 東京都 / 女性 / 19歳 )

堀江 健一 専門家

堀江 健一
恋愛アドバイザー

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失恋の悲しみと喪失感情のプロセス

2016/09/23 13:56

初めまして、カウンセラーの堀江と申します。
失恋で痛手を負ってしまわれたのですね。
今はさぞお辛いことと思います。
今まで愛し合っていると思っていた方が、突然居なくなってしまうことになるのですから、悲しいお気持ちで身動きが取れなくなっても無理も無いことと思います。
失恋は、もちろん元恋人は亡くなってしまわれたわけではないのですが、大切な方が亡くなられたのに匹敵するほどの精神的なダメージがあるものです。
喪失感情と言うのは辛い感情ですが、それだけその方を愛していた思いが強かった証拠なのです。

そのような状況になると大抵の方が同じ様な辛い心情が、時間の経過とともに現れるようです。

●失恋した事を認めたくないような気持ち。
●ただただショックを受け、悲しみや不安、心細さに暮れ茫然としてしまう。
●恋人や周囲の環境が悪かったのではないかと、他人への怒りの気持ち。
●自分が悪かったからこうなったのではないかと言う自責の気持ち。
●早く立ち直らなければ、前に進まなければと言う思いと、とても立ち直れない気持ちとの葛藤。
●恋人が考え直してくれて、また上手くつき合ってくれるのではないかと思い、復縁方法を考えたりする気持ち。

などの気持ちが現れるプロセスとしてあります。
人により、長い時間をかけて順番にそうした気持ちが現れる方もいれば、
一日の内にジェットコースターのように、そうした気持ちの流れのセットが繰り返し繰り返し頭に浮かぶ方もおられるようです。

やがてもう恋人は戻ってこないのだと言う事を、改めて現実の事と受け入れるしかなくなるのですが、この段階が一番絶望感を感じてしまうので辛くなる事が多いのです。

そして相手の方への想いや依存の度合いなど人により、辛さの深さや、そこから立ち直れる時間などは違うのですが、やがては落ち着きを取り戻し、
「悲しみはあるけど、付き合っていて良かった事もある。少し懐かしい様な気持ち」
になっていくものです。

途方に暮れておられる今、そこでどうしたら良いかと大変困っておられることでしょう。
その彼と連絡を取ったり、会ったりする事も、一時的には気持ちが慰められて楽にはなるかも知れませんが、それでは根本的には失恋から脱する事にはならないだろうとも思われているかも知れません。
余計に辛くなるかも知れません。

客観的に言えば失恋に効くお薬は「時間が経つこと」であったり、「新しい恋との出会い」だったりするのでしょうが、今はとてもそんな風に達観して考えられるご心情ではない事でしょう。

今はただ、悲しいという素直なお気持ちに浸るしかありません。
どうにも仕様がないのですね。
残念ですが、そうした心情を味わって行かれるのが人として自然なのです。

そこで、良くある事なのですが、ご友人などにそうした悲しみを訴えていて、最初はただ慰めてくれたご友人も
「いつまで悲しんでいるのか?」
「早く忘れてしまえ」
「次の恋を積極的に探しなよ」
というようなアドバイスに変わって行きます。
しかしそのようなアドバイスを実践できるなら苦労はしません。
そうした場合、誰もあなたのお気持ちに寄り添ってくれている様に思えなくなり、孤独感が強まったりするか、アドバイスを実践できない自分を情けなく思い、自分を責める様になってしまいます。
これでは失恋の痛手に加え、もっと精神的な負担が付け加わってしまう事になりかねません。

もしお1人で耐えるしか無かったり、辛さが強いようでしたら、カウンセラーなど心の事に少し詳しい人物に見守ってもらう事が必要かと思います。

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