堀江 健一
ホリエ ケンイチ娘の喜怒哀楽の乱高下に疲れ果てています
心と体・医療健康 心の不安・性格改善 2015/01/30 05:2822歳の次女です。
元々の性格は優しく他人の面倒見もよいタイプで、外では異常な位他人に気を遣います。
自分の評価が気になって仕方ないといった感じです。
その反動か、家ではぐったり寝てばかりいて、気に入らないことがあるとわがままで自分本位な暴言を吐き、物を投げたり金切り声を出し過呼吸で倒れたりします。
特に母親である私には、家庭内暴力で怪我を負わすこともあります。
が、してしまった後は反省して泣きじゃくり、感情のコントロールが全くできないようで自制と逆上を繰り返します。
私自身も随分我慢してきましたが、ジェットコースターのような感情起伏にどう接してよいのか分からず、仕打ちにも耐えられなくなってきました。
可愛い娘です。
どうにかしてあげたいのです。
補足
2015/02/04 10:16怒ったり悲しんだりの感情が優位になると、突発的に自傷したりします。
短絡的な考え方しかできなくなってしまうようです。
薬に依存しやすいので、なるべく考え方を矯正するやり方で治してあげたいです。
今は漢方薬を服用させています。
みきぼんさん ( 埼玉県 / 女性 / 49歳 )
理想と現実の自分のギャップに苦しんでいるのかも知れません
みきぼん様 初めまして堀江健一と申します。
お嬢様の事で、大変心配され、ご苦労なさっておられるご様子ですね。
お母様の心痛、お察しいたします。
お嬢様の心情をお聞きしてみないと何とも言えない所はあるのですが、様々な葛藤で苦しんでおられるようです。
例えば、「家の外では人にも優しいりっぱな大人でなければならない」という様な「理想的な自己イメージ」があって、でも「現実の自分」には「家の中で自分の思い通りに過ごしたい、子供でいたい」と言う様な、相反するお気持ちがあり、それが振り子のように揺れ動いているのかも知れません。
どちらの気持ちも本音であり、両方あっても良いものなのですが、理想的な自分は現実の自分を受け入れる事が出来ずに現実の自分を責めてしまう。
現実の自分は、なかなか理想通りに行かない自分に対し罪悪感を抱き、その自責の念をお母様にぶつけてしまう。
お母様に当たってしまった自分を、また理想的な自分が責め立ててしまう。
そのような悪循環があるように思えます。
「なかなか思い通りには行かないけど、それが人間だし、仕方ないよね。少しずつでも成長していければ良いよね」と言う様な、自分を許せるお気持ちがあれば安定してくるものかと思いますが、今はひたすら自分を責め、自分を嫌ってしまわれているのかも知れません。
言い方を変えると、お嬢様には完璧主義的なところがあり、0点か100点かどちらかでなければ納得できず、60点位ではいけないと思いこんでしまわれているのかも知れません。
そうした感情や、観念はなかなかお薬だけで解決して行ける物では無いように思います。
私は、自分がカウンセラーですから、カウンセリングをお勧めしたいと思います。
お嬢様も、相当苦しいはずですから、カウンセリングを受けてみる事を承諾してくれれば良いのですが、場合によっては「カウンセラーに説教されてしまうのではないか?責められてしまうのではないか?」と怖く感じ、受ける事に尻込みしてしまうかも知れません。
そのような場合は、親御さんだけでも先行してカウンセリングを受けていただき、お嬢様への接し方など一緒に考える機会を持って頂ければと思います。
カウンセリングを受けた事で、ご両親の言動に変化が現れれば、お嬢様も何らかの影響を受ける事となり、それだけで変化する場合も多いものです。
また、このような子供に関するお悩みをお母様が抱いている場合、お母様自身が無意識的に「私の育て方が悪かったのではないか?」と自分を責めてしまわれていることもあり、そのお母様の罪悪感が悪い方に影響してしまっていることもあります。
つまり感じなくても良い「負い目」を子供に感じてしまっているため、「お母さんを苦しめてしまっている」と、子供も余計苦しくなってしまうような可能性もあるものです。
私のカウンセリングは、「恋愛」を特に専門と謳っておりますが、「親子関係の問題」「うつ」「人間関係」「不安障害」など臨床心理全般に対して援助できるものですので、ご利用いただければと願っております。