堀江 健一
ホリエ ケンイチ何科を受診したらよいか教えて下さい。
心と体・医療健康 心の不安・性格改善 2015/01/22 20:53症状は、
・2年ほどつづく頭痛。
・3年前からつづく倦怠感。
今の職場になってから3年ほど、正社員で仕事をしていますが、家に帰ると、座ったまま動けなくなり、そのまま寝入ってしまい、起きると0時過ぎです。
寝ても寝ても、今日は元気だ!という日がありません。
朝には憂鬱な気分になり、なんとか惰性で会社に行きます。1年ほど前から部署を掛け持ちさせられ非常なストレスを感じ、喜びがありません。
・不定期にくる、体の痛み。熱はありません。
・頭の圧迫感、のぼせた状態。熱はありません。
・イスに座った状態で、脳が揺れ、めまい。今回が初めての経験です。
・慢性的な肩こり。
・不定期なまぶたの痙攣。
・不定期な胸上部分にくるチクチク刺すような痛み。
こういった症状です。
昔は人より元気なタイプで、
会社を休むことは1年に1回くらいでしたが、今は1ヶ月に1回くらい、体と精神と耐えれなくなり休んでしまいます。
10年ほど前には母の死も経験しました。
内科を受診して、血液検査をしても、
白血球の数値が高い以外異常なし。血圧も異常なしです。
こういった状態ですが、
原因は何か、また、何科を受診すればよいか、大阪府でお勧めの病院はないか、教えて頂きたいです。
宜しくお願いします!
まるこぽろりさん ( 大阪府 / 女性 / 30歳 )
うつ状態ではないでしょうか?自律神経が乱れているようです
まるこぽろり様 初めまして、堀江健一と申します。
幾つかの症状からして、うつ状態が疑われる様に思えます。
心療内科が適当ではないでしょうか?
頭痛、肩こりなどは、緊張状態から来るもので、筋緊張性頭痛かも知れません。
のぼせ、めまいなども、緊張の為、自律神経である交感神経と副交感神経のバランスが悪くなっている事が考えられます。
緊張状態では交感神経が優位となり、リラックス状態では副交感神経が優位になります。
緊張とリラックスを、交互にスイッチングして、バランスを取っています。
こうした働きは本来正常なものなのですが、仕事等がひと段落したり、帰宅してのんびりすれば緊張が解けて、リラックスしても良い状態になっても良い状態であるにもかかわらず、精神的な緊張が持続してしまっていると、そのスイッチングが上手くいかなくなってしまうのです。
緊張時は血管が収縮(細くなる)するのですが、身体が、無理やり緊張をほぐそうとする為、副交感神経に切り替えようとする働きがあるそうです。すると、不意に血管が拡張し(太くなる)、その時、血流が多くなります。
血流の変化のため頭痛が起きる事もありますし、耳の器官にある平衡感覚を司る部分は、リンパ液に満たされたお風呂の中に、ぽっかり浮かんでいるような物なのですが、血流変化によりその圧力にも悪影響が及んでしまい、めまいが起こる事もあるようです。
またうつ状態ですと、脳内伝達物質のセロトニンが不足してしまうのですが、このセロトニンは気分を安定させる物質であると同時に、身体の「痛み」を緩和させる作用もあります。
そのセロトニンの不足の為、身体の痛みなども生じるようです。
メールを拝見させて頂きますと、かなりストレスを感じておられる事でしょう。
朝に憂鬱な気分になるのも、喜びの感情が感じられなくなるのも、うつ状態の典型ですが、夜の睡眠の方はいかがでしょう。
夜中に目が覚めてしまわれるのでは、その後またぐっすり眠れるとは思えないので、余計疲労がたまってしまわれるかも知れませんね。
うつだと、不眠症が起こり、ますます頭が休まらなくなり、ネガティブな考えばかり考えてしまうようにもなります。
またうつの場合とは限りませんが、緊張が高く、神経が休まらないと、身体の一部が無意識的に動いたり、痙攣の様にぴくぴくしてしまうことがあります。
典型がまぶたの痙攣であったり、北野たけしさんのような、首をかしげるようなしぐさが出たりし、これは「チック症」と呼ばれています。
緊張をほぐそうとして無意識的に、身体が反応している場合もあるという説もあります。
また、日によって症状が違ったり、具合が悪い個所が移動したり、これと言って特定できないがいつも調子が悪い、などの症状を「不定愁訴」と言います。
大抵、「自律神経失調症」と言う様な診断名が付く事が多いのですが、つまり自律神経のバランスを崩してしまっている事から起こる症状というものです。
様々な身体症状の為、身体の病気と思ってしまわれるのも無理はありませんが、うつになると「気分が憂鬱になる」というような、気分が落ちるばかりではなく、身体にも色々サインが出るのですね。
特に普段ストレスに強い、精神的に強いと思っている方の方が、気分よりも身体にサインが出る事が多いようです。
根性はあっても、もう体が着いて行けていないのです。
私は、大阪ですと土地勘がないため、ご紹介出来る病院はございませんが、心療内科ですとか、メンタルクリニック、もしくは精神科などの看板が出ていれば、早く話が通じるものかと思います。
もし、うつと診断されたら、「抗ウツ薬」が処方されることとなると思われます。
10年ほど前から、日本でも処方の認可が下りた、副作用が少なく、効果が高い「抗ウツ薬」があります。
お医者さまから説明があるかとは思いますが、これらの「抗ウツ薬」は、血液中に成分が行き渡り、効果が出るまでに2週間ほどかかります。
先に書きました、セロトニンを増やす(正確には限られたセロトニンを、無駄にしないで効率良く伝達させる)効果があり、うつを治して行きます。
しかし、人によっては効果より先に「のどが渇く」「便秘」「吐き気」などの副作用ばかり目立って感じられてしまう方もおられるようです。そのような場合は、勝手に止めてしまわずに、お医者様にご相談なさって下さい。
また、医療施設ではお薬を処方してはくれるものの、話は5分程度しか聞いてくれないと言うご不満を感じられる方も多いと聞きます。
また、なるべくなら薬に頼らず、根本から心の状態を改善して行きたいと思われる方も多いものです。
そうした場合に、心の問題に働きかけるの事が出来るのが「心理療法」を行うカウンセリングルームです。
私のカウンセリングは、「恋愛」を特に専門と謳っておりますが、「うつ」「人間関係」「不安障害」「自信回復」など全般に対して援助できるものですので、もし可能であればご利用いただければと願っております。
興奮した神経を休めたり、気持ちを落ち着かせるためには、心身のリラックスをする事が大切なのですが、ストレスが多い場合、なかなかしようと思っても、自分だけではリラックスできない事もございます。
そのような方には、「催眠療法(瞑想のようなもの)」を施術し、高い効果を感じて頂く方法も行っております。
まるこぽろり様の生活が、以前の様に改善されます事をお祈りしております。