堀江 健一(恋愛恐怖症・心の問題カウンセラー)- Q&A回答「本音を言い合える関係作りが大切なものです」 - 専門家プロファイル

堀江 健一
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堀江 健一

ホリエ ケンイチ
( 東京都 / 恋愛恐怖症・心の問題カウンセラー )
カウンセリングルーム エンパシィ 代表責任者
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離婚か修復か…

2013/02/10 10:08

初めて質問させて頂きます。

結婚7年目。
子ども5歳4歳1歳の3人です。

12月の頭に急に旦那から離婚したい!と申し出がありました。
当初の理由は必要とされてると感じない。愛情を感じない。一緒にいる意味がわからない。です。
今は今まで散々我慢してきた。言っても治らない。気持ちがなくなったらしいです。
家庭修復に頑張りたい!と伝えましたが気持ちがないから何されても何も感じない。一刻も早く離婚したい!と言われました。
最近は毎日家には帰ってきますが過去浮気ばかりしてきたので今も女がいるんじゃないか?と疑わしいところもあります。
子どもたちにも冷たくかまってほしいと寄っていっても大きな声で怒鳴って相手にしません。
私に対しても気持ちがないので冷たいしほとんど会話もありません。
女がいるの?と聞いても離婚時慰謝料請求されたら困ると考えてるのか絶対に言いません。

今は旦那さんがお願いしてくることに従っていますが冷たい態度が苦しくもう離婚したほうがいいのかな?と諦めモードに入りつつあります。

ホントは修復したい!
愛し愛される関係に戻りたい!と常に思っているのですが優しかっただんなが急に豹変したことに戸惑い負けてしまいそうになります。

宜しくおねがいいたします。

りりれ3さん ( 福岡県 / 女性 / 29歳 )

堀江 健一 専門家

堀江 健一
恋愛アドバイザー

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本音を言い合える関係作りが大切なものです

2014/03/20 08:28

はじめまして、恋愛アドバイザーの堀江健一と申します。

お子様を3人も抱えての離婚の危機。簡単に答えが出るはずもなく、お辛い日々を送られていらっしゃることでしょう。

「別れるか?やり直すか?」すべてのご夫婦にとって、いやすべてのカップルに於いて、決して人ごとではない、深刻なお話しだと思います。

もちろん離婚するという選択肢もあるわけですが、ここではりりれ3様の「修復したい」というお気持ちに添って、その可能性を考えてみたいと思います。

まず私が思うのは、男性と言うのは幾つになっても奥様に「一人の男性として愛されて構ってもらって欲しい」気持ちがあるものです。
例え自分の子供が生まれようとも、父親としての立場や役割がありながらも、奥様には「子供よりも自分を優先していて欲しい」と言う様な甘えがあってもおかしくありません。
ご主人自身が、「おっきな子供」のようなままでいることがあるかも知れません。
よく兄弟が生まれると、上の子が下の子に焼きもちを焼いて「すねたり」「いじけたり」してしまうのと一緒です。

ご主人の言い分である「必要とされてると感じない。愛情を感じない。一緒にいる意味がわからない」と言うのも、そうした心情の現れであるかも知れません。他に女性がいて、早く別れたいから、単なる言い訳である可能性もありますが、元を正せば「他の女性」と浮気してしまうのも、「自分の事を一番に愛してくれて、自分だけを思ってくれる」ような女性を欲していたのかも知れません。

そうした意味では、子供が3人もいて、どれだけ育児に一生懸命がんばっておられたであろうりりれ3様は「すばらしい母親」だったのでしょう。でも残念ながらそれが裏目に出てしまわれたのかも知れません。ご主人がお子様に冷たいのも、そうした心情であれば、筋が通る様にも思います。りりれ3様側からすれば、筋なんか通ってはいないのですが・・・。

いくつか例をあげてみましょう。
私の女性の友人の話です。
子供が2人いるご家庭で、ご主人は職場環境の悪化から精神状態も悪くなり、奥様の支えを必要としていました。ですが奥様は子育てで手一杯でご主人のことまで手が回らなかったのです。仕方なく(本当は仕方ないでは済まないのですが)ご主人は他の女性に慰めを求めてしまいました。
浮気が発覚した当初、奥様も修復を望まれたのですが、ご主人の方が自分の非を認めず、自分を正当化しようとするあまり奥様を「悪者」扱いしてしまったため、奥様もその理不尽さに怒られて、結局肝心な「お互いきちんと向き合って話す」ということのないままに離婚されてしまいました。

またあるご家庭には、子供が一人いました。奥様の夢は「自分の家」を持つ事でした。
子供のためと言って、ご主人に「早く家を買う」ことを急かしてしまいました。
ところがご主人は不景気や、仕事の不安定さ、残業代も出ないのに夜中まで働く環境などから、とても家をすぐに買う様な、経済的な余裕も精神的な余裕もありませんでした。ですが男のプライドもあって、はっきり「今は買えない」とは言いきれずにいました。
そんな中、奥様は煮え切らないご主人を「いつ買うの?どれを買うの?」と責め立ててしまい、ご主人は帰宅拒否症のようになられてしまいました。ご主人からすれば、「自分の辛い状況はかえりみられずに、子供や家庭のことばかり負わされて、耐えられない」心情になられてしまったのです。
そして結局、やはり心の拠り所を他の女性に求めてしまわれたのです。

いずれも「浮気」してしまい家庭を壊してしまったのは男性側の責任ではありますが、傍から見ると、心情的には一方的に男性が悪いとばかり責められない面もあるかと思います。

りりれ3様のご家庭におかれましても、何かしらご主人が「言葉には出せないけれど、わかって欲しい」ようなお気持ちが、もっとあるのかも知れません。

結婚も7年も経つと、「言わなくてもわかるだろ」というような幻想が生まれがちでもあります。
またご主人が福岡出身だとしたら、「隠れマザコン」タイプの九州男児とも言われる様に、良くも悪くも女性に対して「母親」的な愛情や甘えを求めてしまう傾向が強いようです。

そう思うと、しばらくはりりれ3様がグッと耐え、ご主人に「子供に対するのと同等」な愛情を注がれてみる価値はあるかも知れません。

できればお互いに本音を言い合える機会があると良いのですが、ご夫婦2人だけでは向き合えない場合も多いので、そのような時は、夫婦カウンセリングが有効かと思います。
ただご主人が頑なですと、頼んでも一緒にカウンセリングなども受けていただけないことも予想できるのですが、その時はその時で、もう少し状況をお伺いして対策が考えられればと思います。

ご主人と修復したいお気持ちが、ご主人に通じますようお祈りしております。

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