堀江 健一(恋愛恐怖症・心の問題カウンセラー)- コラム「鬼滅の刃3 無限列車編 睡眠障害解消のヒント(3)睡眠時無呼吸症候群の実際」 - 専門家プロファイル

堀江 健一
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ホリエ ケンイチ
( 東京都 / 恋愛恐怖症・心の問題カウンセラー )
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鬼滅の刃3 無限列車編 睡眠障害解消のヒント(3)睡眠時無呼吸症候群の実際

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メンタルヘルス 2021-01-17 18:23



鬼滅の刃「無限列車編」を題材に睡眠とか夢に関することを書いています。


前回は「睡眠障害」の原因となりうる様々な要素をご紹介下ました。


記載したもの以外でも、


脳の脳内伝達物質の分泌のバランスに支障が出て、昼間でも突然気絶するように眠ってしまう「ナルコレプシー」


寝ている間、足がむずむずしてしまい、動かしたくなってしまう「むずむず足症候群」


肥満や加齢のために横になるとのどの気道がふさがれてしまったり、
痩せていても顎が小さかったりするとのどの気道が細くなっていたりして、
睡眠中の呼吸が障害されて、血中酸素が不足したり、深く眠れないために極度の寝不足状態で日中の活動に支障が出る「睡眠時無呼吸症候群」


など身体的な機能の障害による睡眠障害があります。

これらは医学的な治療が必要になって来る様です。お医者さんでは無いので断言は出来ませんが。



睡眠時無呼吸症候群とは


私も「睡眠時無呼吸症候群」なのですが、実にこの症状を抱えておられる方の割合は多いようですので、少し詳しく書いてみます。
成人男性の3~7%、成人女性の2~5%程度に見られると言われています。
いびきをかく方は多いのではないかと思われますが、一緒に寝ている人からいびきがうるさいと言われる人は
「睡眠時無呼吸症候群」を注意した方が良いようです。
一緒に寝てくれている人がいれば、気付いてもくれるでしょうが、そうでない人は自分が「睡眠時無呼吸症候群」だと気付かないでいることも多いでしょう。



睡眠時無呼吸症候群の原因

肥満になるとのどの周辺にもお肉が付いて来てしまいますよね。
簡単に言うとこのお肉がのどの気道を圧迫して空気を遮断してしまうわけです。
また、歳を取るとのどの所の舌を支える筋肉が衰え、横になると舌の付け根がのどを塞ぐように奥に垂れ下がってしまい、のどの気道を圧迫して空気を遮断してしまうわけです。

舌の付け根がフタになってしまうのですね。

また、痩せていたりしても骨格的に顎の作りが小さかったりすると、のどの気道が細くなり、

起きている時は気付かなくても寝てしまうと酸素の通りが悪くて無呼吸状態になってしまう事があるようです。
いびきの音と言うのは、睡眠中、無意識なまま無理矢理多く酸素を吸おうとして、のどを塞いでいる舌の付け根周辺の肉が震えて鳴っている音と言うことになります。

呼吸が出来なくて酸素不足になると、人は生きて行けません。

特に脳は酸素が送られて来ないとすぐにダメージを受けて壊れてしまいます。

もちろん起きていて息苦しければ呼吸量を増やせますが、寝ているので意識して出来ません。
ですが、脳はその危険な状態を察知しており、いびきをかかせたり、寝返りをうたせて気道が通る様に指令を出すようです。
つまり本来なら熟睡して休んでいる脳が、無呼吸になる度に起こされて、いちいち指令を出さなければならないので、寝ている暇が無くなるわけです。
夢なんか見てる余裕もきっと無いでしょうね。


いびきをかいて、呼吸出来ていればまだ良い方なのでしょうが、テレビで無呼吸症候群の人の睡眠をビデオで録画しているような様子をみると、完全に呼吸が止まってしまっている状態が1分も続いていたりします。
そんな状態が1時間に30回以上あると“重症”となります。

ですから、いびきなど多い人は、目を覚ましてしまったりはしないものの、一晩中起きて徹夜しているのとあまり変わらないことになってしまいます。
疲れも取れませんし、昼間の眠気も尋常ではない状態になってしまいます。




無呼吸による弊害

●心臓への負担

血中の酸素が不足しているので、酸素が少ない分、多くの血液を体中に運ぶ必要が出て来ます。
つまり普通の人より心臓が働かなくてはならなくなり過労してしまいます。
心臓に負担がかかるのですね。


●気力の低下

脳が眠っていないのですから昼間も充分働きません。ボ~ッとしてしまったり、眠くてしかたなかったり。
集中力、注意力が低下し仕事や勉強などに支障が出ます。
なにより何かしようと言う気力が出て来ません。
連続で徹夜に近い状態をされた経験がある方はわかると思いますが、変にハイな状態になったり、急にネガティブになり落ち込んで
しまったりなど気分の変化も通常と違ってきます。
ウツ状態やうつ病の状態と似た状態となり、病院に行くと実際「うつ病」と間違われて診断されてしまうこともあり得るそうです。



●糖尿病

気力が出ないことと関連して来るのですが、当然やる気が低下するだけでなく、実際に活動する量も減ってしまいます。
ちょっとした運動を伴う事でも辛くなり、スポーツもしたい気はあっても、やれなくなります。
運動不足になるのですから、消費カロリーも減り、筋肉も衰え気味になるので、悪循環で肥満になりがちです。
そうした生活習慣は様々な弊害が出てくるでしょうが、特に糖尿病を招く可能性があります。
食べたものの栄養の一部である糖分が、有り余って血液中に流れている状態になるわけです。
糖分ですからちょっと血液もベトベトしてしまい流れにくく、血管に付着して血管が段々詰まって細くなってしまうのですね。
水道管に錆が付着してボロボロになって行く様なイメージです。



睡眠時無呼吸症候群の治療体験談

●まず検査しようと思ったきっかけ

私が治療を受けた、体験談として書いてみます。
30代のころ、平日の仕事中はそこまで眠くて仕方なくなる感じは無かったのですが、休日など家に友達が来て遊んでいる時にもうどうしょうも無く眠気とダルさを感じて、友達だけゲームしてもらって自分は昼寝すると言う事が何度かあるようになりました。


休日、一人で家にいる時は昼近くまで寝坊したり、昼寝したりして寝不足を多少解消していたのでしょう。
仕事は当時コンピュータでCGを作る仕事だったので、余程頭は覚醒していたのでしょうが、家に友達が来ているのに
一人だけ途中で昼寝しないではいられないと言うのは、ちょっと異常事態だったと思います。


結婚して奥さんが隣で寝るようになって、「いびきがちょっとうるさい」と言われる様になりました。


体型はやせ形だったのですが、母親もいびきをかくタイプだったので、何となく家系なのかななんて軽く考えていました。


そのうち「いびきだけじゃなくて、呼吸も止まってるよ。大丈夫なの?」と言われ、ちょうどテレビか雑誌で
「睡眠時無呼吸症候群」と言う病気があると言うことも知って、これはほっといてはマズイのでは?と思いました。


割とさっそく勤め先の近くに睡眠専門クリニックと言うのがある事を調べ、検査の申し込みをする事にしました。


●検査入院

検査はクリニックに一泊して行うそうです。


当日、夜21時に夕飯を済ませて来院しました。
病院用の寝間着に着換え、頭に脳波を測定するコードが沢山付いたキャップをかぶり、身体の数か所にも「筋電図」を計ると言うコードも装着されて、22時頃にはもう就寝して下さいとなりました。


私は割と枕が変わると眠れないみたいなタイプで、しかも普段の就寝時間は1時ごろでしたので、22時に寝て下さいと言われてもなかなか寝付けません。


普段でも寝つきが悪く、睡眠導入剤をたまに服用もしていたので、「寝付けないと思うので睡眠薬を飲んで寝ても良いですか?」と先生に尋ねると、

お薬の力を借りてしまうと正確な睡眠状態が計れなくなるので、それはダメです、とのことでした。


少し持参していた本でも読もうかと思い、キャップを外してライトを付けようとしたら、先生が部屋に飛び込んできて
「ダメですよ勝手にキャップ外しちゃ!」と怒られてしまいました。
ずっと目を離さず脳波のデータなど観察してくれていたんですね。ありがたいことです。


しかし相変わらず寝付けません。やっと朝方に眠れた様です。
朝7時頃起こされ、ざっと測定された経過を教えてもらいましたが、やはり朝方の2時間くらいしか寝ていなかった様なのですが、
それでも2時間分は測定できたから診断するには充分ですので大丈夫ですよ、と言われました。

後日結果を聞きに行くと、やはり睡眠時無呼吸症候群とのことで、しかも1時間に60回も呼吸が止まっている重症と診断されました。
1時間に60回って、1分毎に10秒から30秒呼吸が止まって、その度に脳が起こされているわけですから、
「眠らせない拷問」を毎晩受けているようなものです。


ゾッとしました。


原因は当時は肥満では無かったので、産まれつきのあご、のどの構造で気道が狭くなる作りなのだろうとのことでした。
たとえ太っていなくても要注意ですね。



●診断と治療

治療にはいくつか方法があり、

専用のマウスピースを口にはめて気道を確保するやり方や
舌の付け根を糸で吊るして下にさがらない様な手術をする方法や
CPAP(持続的気道陽圧ユニット)と呼ばれる酸素吸入マスクを装着して、強めの風圧で強制的に空気を送り込む機械を毎晩付けて寝る方法などがあると説明されました。
手術となると、ちょっと怖い気がします。


マウスピースは軽症の人向けで、しかも試してみないと合うかどうかわからな所もあるとの事で
その中で、一番適切と思われるCPAPでの治療が始まりました。



●CPAPを付けて寝る感想

CPAPは空気を取り込んで吐き出す本体と、チューブと繋がっているマスク部分とで構成されています。
これは治療と言っても、マスクをしていれば段々治ると言うものではなく、もっと痩せるなどしてのど周辺の構造が改善されるのでなければ、ずっと装着して寝なければなりません。


それから15年以上、今も毎晩マスクをして寝ています。


無呼吸も1時間に0.2回と激減し、改善されました。


毎晩ジェット機のパイロットになったような気分が味わえます(笑)


ちょっと空気の排気音がするので、隣で寝ている人はやや「ゴーッ」と言う音が気になるかも知れません。


装着してすぐは軽めの圧力で空気が噴射され、15分くらいかけて段々強くなる工夫がされています。
ですので付けている私自身はさほど音は気になりません。


ただ毎晩顔に装着するので、面倒くさがりの人や神経質の方は付けるのが嫌になって来る可能性があるようです。
私は特に抵抗はありませんでした。


ただ、うつ伏せに寝る習慣がある人は、うつ伏せではかなり寝にくいと思われます。


外泊する時も持って行かなければならないので、旅行や出張が多い人も不便に感じるかも知れませんね。


冬場は空気が乾燥しているので、鼻やのども朝方にはカラカラになってしまったりします。
その場合に備え、機械に装着する専用の加湿器もあります。

ですが加湿用の水を新鮮に保つため小まめに入れ替えないと細菌が繁殖してしまう可能性がある様なので、やや几帳面さが要求されます。
私はハンドタオルを湿らせて、機械の空気の吸入口にかぶさる様にかけて加湿しています。

毎月機械のレンタル料が5000円ほど掛かりますが、最新の機械が開発されれば無料で交換してもらえます。




段々小型化してきて、外泊する時にも携帯しやすくはなっています。


最新の機器(フィリップス社製)は白くてちょっとアップルっぽいデザインになって、インテリア家電みたいにおしゃれになりました!

機械にチップが入っていて、毎晩の呼吸状態が記録されます。


なんとデータがWi-Fi通信で、自動的にクリニックに送られるようになっています。


基本月に1回クリニックに行って睡眠状態のデータをお医者さんに診てもらうので、診察料がかかります。





既婚者は未婚者より平均寿命が長いと言う統計データがありますが、

私の場合ももし結婚していなかったら
無呼吸になっていることに気付かず、色々な病気を併発していたかも知れません。
自分だけだと適当な食生活をしてしまいがちですが、パートナーがいれば一応それなりに健康バランスを考えた食事を心がけるて料理するものでしょうし。





コロナ禍での生活習慣の変化に伴う注意

また、かなり生活習慣とも関連して来るものですから、

現在のコロナ禍の生活や、それに伴うリモートなどの働き方改革の影響で、
前より通勤しない分、運動量に変化が出て来る事や、

ストレスとなる要因にも変化が起こる可能性もありうることでしょう。


食生活も外食から自炊をする人が増えて来た事自体は健康に良いと思いますが、

中にはインスタント食品だけで済ませてしまい
以前より偏食になっている人もいるかも知れません。


ちなみに居酒屋は、お酒の飲み過ぎはもちろん体に毒ですが、おつまみのメニュー自体はとてもバランスが取れたものである事が多いそうです。
焼き鳥、もつ煮、焼き魚、刺身、ポテトサラダ、冷や奴にちょっと体を思って野菜など摂れていれば結構ヘルシーみたいですね。
まぁ唐揚げばかりをバクバク食べたら高カロリーになってしまうでしょうけど。

自宅で仕事だと、ついお菓子をつまみ食いしながらパソコンに向かう場面が多くなるかも知れません。


スポーツジムなどへ行っていた人も、Webによる配信に移行していますが、もう運動しなくなってしまった方もおられると思われます。
私は過去、20代のころにマイコプラズマと言う感染症になり、高熱が出て寝たきりになってしまったことがあります。
あまり食欲も無く、約2週間ほとんど足の筋肉を使う様な事が出来ませんでした。
そうしたらたった2週間なのですが、げっそり太ももの筋肉がやせ細って、スタミナと言う物も無くなってしまったのです。

デンマークのコペンハーゲン大学の研究では、2週間という短い期間でも足をまったく動かさなくなると、足の筋力が


若者で28%、高齢者で23%低下
 

することが明らかになったそうです。あっという間ですよ、2週間なんて。


特に高齢者では失った筋肉をもとに戻すのに3倍以上の時間が必要とのことです。
宇宙飛行士の方が宇宙から還って来て苦労するのも、足の筋肉の回復だそうです。
宇宙は無重力なので足の筋肉は使わないですから、事実上寝たきりと同じ環境なのですね。


身体の中で一番大きな筋肉は「大腿四頭筋」といわれる、太ももの前面の筋肉です。
これがやせ細ると言う事は、非常に基礎代謝が減ることとなり、つまりカロリーが消費されなくなるので
太り易くなることを意味します。


また、


運動しない=疲れない
と言うことも、寝つきが悪くなることになります。


また、運動しないと睡眠中に出る成長ホルモンの分泌も悪くなるそうです。
成長ホルモンは細胞の組織の修復を促しますし、睡眠を深くする作用もあるそうですから、侮れません。


世の中の変化に伴い、一日のリズム、就寝起床時間も不規則になってしまう可能性もあるでしょう。
こうした生活に変革が起きている時、思わぬところにも気付かない影響を及ぼし、連鎖的に変化があると思いますので、
特に精神的・身体的健康に直結すると思われる睡眠には、充分注意を払って頂きたいと思います。




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