堀江 健一(恋愛恐怖症・心の問題カウンセラー)- コラム「新型コロナウイルス非常事態宣言下で、メンタルヘルスを維持するポイントその1」 - 専門家プロファイル

堀江 健一
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新型コロナウイルス非常事態宣言下で、メンタルヘルスを維持するポイントその1

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メンタルヘルス 2020-04-10 10:42


非常事態でのストレス

新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、非常事態宣言が政府より成され、益々外出自粛の強化が必要とされています。

総理も国民に多大なストレスがかかっている事を心配されているようです。

感染拡大を防ぐための対処として、不要不急の外出を避ける、家で仕事もするように、と対応はされていますが、不思議とこの非常時での家で過ごす上で、どうストレスをなるべく軽減してメンタルヘルスを保ちながら生活するかについては、報道もされていない様に思います。


もちろんこの様な事態は、現代社会に於いては経験した事が無く、そうしたマニュアルも用意はされていないのでしょう。

一般的なストレスの対処、メンタルヘルスの保ち方全般のポイントから、私が考えられる今回の事態に必要と思われる部分を具体的に挙げて、少しでもお役に立てたらと思います。



海外・国内のニュースが日々報道され、その内容は刻々と悪化を遂げており、人類全体にとって不安を感じるものとなっています。不安感を抱いて過ごすのは非常にストレスを感じるものです。

非常事態宣言下で想定されるストレスの種類

ストレスの種類を分類すると

●物理的なもの:冷暖房による温度や湿度、生活必需品の確保、移動手段の制限、一日の起床や就寝・運動不足など生活上の活動のリズム、収入の確保、など

科学的なもの:たばこの煙やアルコール、テレビ・パソコン・スマホ・ゲーム機のブルーライトや電磁波、食事の栄養の偏りなど

生物的なもの:花粉やウイルスなど

社会的なもの:感染した場合の対処がわからない、自宅勤務など仕事上の変化への対応、人に感染したくないし感染したくもない中、不要不急で何が必要要急なのかの判断と行動、子供の教育に関することなど

心理的なもの:非常事態に対する様々な不安、自分の感染の恐怖、他人が感染しているかも知れない疑心暗鬼、普段以上に顔を突き合わせる事になった家族との関係の悪化や、体調・精神的不良、経済的な将来への不安など


不安を感じていることを自覚し、受け止める

まず誰もが感じているであろう「不安」な感情の捉え方に関して書いてみたいと思います。


不安から逃れたい焦りが生む新たな不安

けして楽観視できる状況ではないと思いますが、みんなが同じそんな事態でも非常に不安を感じネガティブになってしまう人と、

比較的平常心を保てる人がいるものです。

ストレス耐性が強い人と言えるでしょう。ストレス状態でいることに耐えられる人です。


一方、不安な状態を脱して安易に安心を求めて行動してしまう場合も多々見受けられます。

一番起こりやすいと思うのが買いだめや、職種差別(感染者、医療関係者や宅配業者を黴菌扱いする)、デマの鵜呑み、風評被害、などです。

それらの中には、一見前向きな行動の様でもあるものもあるのですが、衝動的に安心行動するのは不安に振り回されている状態と言えます。


みんながやっている事を、早急に自分も行う事でとりあえず安心できるものです。

早い話が焦ってしまうのです。

焦りは新たな不安を生じます。そう出来なかったらどうしよう?出来なかったらダメだ!と思ってしまうからです。


何かにすがりたくなるのも無理もないのですが、安心を求める気持ちが先走って、実は自分が今とても不安なのだと言う自己洞察が出来ていなかったりする事があります。

こんな状況だから、自分もこんなに不安なのだ。と少し不安な気持ちをしっかり受け止めることで、だったら他の人だって不安なのが当たり前だろうと言う当然で客観的な事実を考える余裕も出来て来るかと思われます。

自分だけが安心したい!とはやる気持ちもわかりますが、みんな不安なんだ、自分だけじゃないんだ!と受け止める事が、人々と一体化する安心感にも繋がるものかと思います。


ポジティブ信仰

世間的にはポジティブ思考が良いとするポジティブ信仰のようなものがありがちです。

逆に言えば「ネガティブであってはならない」と言う考えです。

不安を感じる=心が弱い=人としてダメ みたいな価値基準です。

そのような価値観の為に積極的に安心を求めて行動する事の方が重要だと思われてしまう所があるように感じます。

しかし実際には不安な事は不安だと受け止めて、不安だけど耐える力の方がとても強いのです。


ポジティブ信仰のために、普段から不安を抱きやすかったり、ネガティブに考える傾向がある人の中にも「自分はポジティブになれないからダメなんだ」と考えてしまう傾向がある様です。


そのような方も、今回の事態で余計に不安を感じてしまい、余計な自己否定感を持たれてしまう人もおられるのではないでしょうか?

普段から不安を感じる傾向が強い人こそ、今までも不安に耐えて来た実績があるとも言えるでしょう。

誰しも不安を感じて当たり前な事態なのですから、不安を感じる事を否定的に捉えないで頂きたいと思います。

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