堀江 健一(恋愛恐怖症・心の問題カウンセラー)- コラム「100人に1人 アスペルガー症候群 そのコミュ対策 1」 - 専門家プロファイル

堀江 健一
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( 東京都 / 恋愛恐怖症・心の問題カウンセラー )
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100人に1人 アスペルガー症候群 そのコミュ対策 1

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アスペルガー症候群 2014-09-05 18:28

ご自分で、「アスペルガー症候群」の傾向があるなぁと言う方

または、身近に「アスペルガー症候群」傾向の方がいて、その方とのコミュニケーションに悩んでいる方に向けて、その対策を考えて行きたいと思います。


アスペルガー症候群は、アメリカに於いても日本に於いても、近年増加しており、社会問題となっています。

現在日本では、「100人に一人」と言われており、人ごとではありません。

人によりその度合いが違う為、私自信、「自分にもアスペルガー傾向があるのではないか?」と慎重に自分に問いかけ、「自分の考え方」や、「人との接し方」が、バランスが取れているものかどうか、反省しつつ生活しています。

いや、別にバランスが取れていなくても良いのですが、出来れば周りの人達と円滑に交流し、楽しく過ごしたいではありませんか?


つまり、これを読んでいる方も、「自分はそんな傾向は無い」と思っていても「少なからず、その傾向がある」かも知れないのです。


あなたの親がそうかも知れませんし、あなたのお子さんがそうであってもおかしくないのです。


お互いに「あの人とは、上手くやっていけない」「アイツは不愉快だから付き合わない」と、関係を結ばないで済むなら、それでも良いかも知れません。


しかし、それが家族・夫婦だったり、職場の上司や部下だったりしたら、どうしても付き合っていくしかなかったりもするでしょう。


「恋人が欲しい」と思っていても、もしアスペルガー傾向があるために、なかなか上手く人と交われないのだとしたら、それをなんとかしたいとも、思われるのではないでしょうか?


アスペルガー症候群は、生まれつきの「脳の機能」の偏りによって生じるものですから、「病気」のように、「治して元に戻せる」ものではないと言われています。

そのため「薬」で治せるものではないのです。

ただ今は研究も進んでいるので、将来的には薬物で、「偏った機能」がバランス良く、働くようになるかも知れません。しかしそれはまだ、先の話です。


アスペルガーの人も、そうではない人も、それぞれ「自分の中での常識」という基準があって、その基準によって相手を評価し、価値を判断し、味方とみなしたり、敵のようにみなしたりするものでしょう。


これはなにもアスペルガーの問題だけではなく、どんな人間関係でも同じことでしょう。

極端には、そうした「他者への評価や価値観の違い」が戦争を生み出してしまう事になるわけです。


どんな人でも、性格や、環境などが自分と似ている他者には親しみを感じる傾向があります。

生れ故郷が同じ、出身高校が同じ、好きなアーティストが同じであっただけで、その相手を「好ましい」と感じて、仲良くなるものです。


アメリカの調査では、名字が同じというだけで、同じ名字の異性同士が結婚している割合が、違う名字の人と結婚している割合に比べ、明らかに高いそうです。

しかも「同じ名字だから魅かれ合って結婚したのですか?」と聞いても、意識的にそれが理由であると答える人はいなかったのです。


何が言いたいかと言うと、それだけ「人が仲良くなる」要因と言うのも、無意識的であるのと同様に、

「仲が悪くなる」要因と言うのも、無意識的であることが考えられます。

つまり「共通項がない」と言うだけで、人はその他者を毛嫌いしてしまう傾向があるのです。


「人への配慮が足りないな」「ちょっと自己中心的な人だな」「理屈っぽい人だな」と思う様な人がいた場合、それは自分の基準で判断すると、その相手は「嫌な奴」「自分を攻撃する奴」「自分に対し否定的な奴」とレッテルが貼られてしまい、その後、何か余程きっかけでも無いと、仲良くなる機会が失われてしまうかも知れません。

しかし、もしその相手がアスペルガー傾向のある人だったら、それは「特別、あなただけを否定的に思っているからそうした言動をするのではなく、その人は悪気は無く、単なる特徴」なのかも知れないのです。まぁ悪気がなければ良い、というわけにも行かないでしょうが。




私のクライアントのアスペルガーの青年は、鉄道関係の事が大好きで、車掌さんの行動を、興味があるからじっと見入ってしまうことがあるようです。

それだけなら良いのですが、自分も緊張しながらただじーっと黙って見入っているので、大変目つきが悪くなってしまっているようです。


すると、車掌さんからすると、「なんだか、いや~な目つきでこっちを睨みつけている、嫌みな奴がいる」と言う無意識的な一瞬の判断基準がついてしまうからでしょうか、その青年はその車掌さんに

「何ジロジロみていやがるんだ!あっちに行け!」

と怒鳴られてしまうそうです。


青年は、自分が緊張して、そんな目つきになってしまっているのを自覚していませんし、ただ「じ~っ」と人を見ている事が、相手からするとそんな不愉快な事だとは、想像も出来ません。

その青年からすれば、「むしろ好意を持って、見つめていたのに、理由もわからず怒鳴られてしまった」ことになるので、大変傷付いてしまいます。

車掌さん自身も嫌な気分しか残らないでしょう。


そして、他の車掌さんに対しても、怖くて余計目つきが悪くなってしまう、悪循環です。



お互い、出来ればその様な「誤解」とも言える出来ごとで、嫌な思いをするのは避けたいものです。


それには、

自分の持っている「無意識的な判断基準」を一旦置いておいて、

車掌さんが、ただ「君、何をそんなに見ているの?」と聞いてくれれば、「僕、車掌さんの仕事に興味があって、つい見ちゃうんです」と返答出来れば、車掌さんも「そうなんだ!僕も小さい頃から、車掌さんに憧れてて、この仕事に着いたんだよ」なんて仲良くなれたかも知れないわけです。


この様な例は、日常でいくらも起こる事でしょう。


「言うは易し、行うは難し」なのですが、早急に人を判断してしまう前に、まず一呼吸置いて、「相手はなぜ、今それをしているのか?あるいは、していないのか?」を聞いてみようと思って頂ければ、もう少しみんな生きやすくなるのではないかと思います。

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