すはら ひろこ
スハラ ヒロコ続編【整理収納の達人技】時間もお金もかからない
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取材で訪れた達人宅の方法を紹介します。
達人技3:ひと手間で出し入れできるようにする
使いたいと思ったときに扉を開けて箱を出して、さらに箱のフタを外して取り出す。こんなふうに動作をいくつも重ねないと、必要なモノが取り出せないというのは面倒です。また、使い終わったら同じように戻すとなると、出し入れの手間が往復になるので2倍になります。
こうした出し入れに要するアクション(動作)の数は、繰り返し使うモノほど減らすというのが基本。よく使うモノなら棚に置くだけとか、パイプに引っ掛けるだけにすれば、手間が掛からず使いやすさが向上します。料理や掃除といった毎日の家事に関連するアイテムに有効です。
排水口ネット、ウエス、洗浄液スプレイといったお手入れグッズが、使いたいときにすぐ手に取れるとキッチンがいつも清潔に
ボディブラシ、スクイージー、お手入れスポンジを引っ掛けて、使い終わったらその場で自然乾燥を
下駄箱の扉裏に靴クリームと布を常備して、いつでも手軽に靴のお手入れを
達人技4:仮置きで散らかりを予防する
どんなに片づいている部屋でも、散らかった状態になることは避けられません。それでも、散らかりっぱなしの家と片づく家の違いが出るのは「仕組み」にあります。
毎日のように受け取る郵便物、乾いた洗濯物、脱いだ寝間着、通勤通学で使うカバンなどが部屋の中で散らかりやすいアイテム。そういったモノがずっと置きっぱなしではないけれど、すぐにしまうわけではないというのが実情なのでは? そんな日常茶飯事なことのためには、一時的に置ける場所が必要です。そこで活用したいのがトレイやカゴ、フックなどのグッズ。寝る前や週末などに整理収納するタイミングが来るまで、モノが一時待機できるようにしましょう。
そのへんに置きがちになりやすい、脱いだ服をいったん入れて置ける入れ物があると散らからない
玄関で邪魔にならない所にトレイを重ね置き。脱いだ靴に風を通してから片づけやすく
この方法を産経新聞コラムで紹介したところ、男性から感想が寄せられました。
車のトランクに靴を収納するときに使ったそうです。
毎日のように増える郵便物やプリントをトレイにいったん置いて、中身を整理するのは隙間時間に
軽く片づけるだけでいい。その毎日が暮らしをスムーズにしてくれます。
家庭で職場で活かせるメソッドのメソッドの学びをご一緒に。
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