大村 貴信
オオムラ タカノブがん治療とがん治療の保険
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先進医療と先進医療特約の関係
ほとんどの保険会社は『先進医療の技術料』の金額を支払います。という内容になっています。
なので、先進医療の治療費はほとんどが先進医療特約で支払われますが、この特約だけでは支払われない部分もあるのです。
そして先進医療は、やはり厚生労働省の定めた医療機関で受ける必要があります。先進医療特約の支払い条件にもそう書かれていることが多いんですが、 つまり 『厚生労働省の認可のある病院』 のみが対象です。それ以外は認められません。
『病院の認定の取り消し』もあります。 認定のある病院についても厚生労働省のHPに記載があるので、気になる人はチェックしてみて下さい。→厚生労働省 先進医療の認定のある病院のページ
しかも先進医療は、ずっと同じ治療法が対象ではありません。 医療の技術というのは、日々進化していっていますよね? つまり先進医療の治療法も変わっていくというわけです。今までは『先進医療』として認定されていた治療法も、医療の技術の進歩に伴って『先進医療』ではなく『一般的な治療』に変わっていきます。
なので、今までは『先進医療特約の対象だった治療法』も、対象から外れる場合があります。 先進医療とは『厚生労働省が先進医療として認めている治療法』ということです。 そして先進医療特約から支払いを受けるには、『先進医療を厚生労働省が認めている病院で受けること』が必要になってきます。
つまり 薬でいう治験の状態に近いもので 誤解を恐れずに言いますと 保険治療する前の段階の実験 みたいなものです。 なので、常に技術が評価されて保険導入になることもありますし、導入されないこともあります。 その有効性、効果性等が十分に示されてないという理由により先進医療から削除する方向で検討することが適当であるとの評価されることが起こってます。これは厚生労働省告示をもって決定され、 よくあるのが 3月末の告示、4月1日から削除です。
先進医療とは、こんな不安定なものなのです。
しかも最先端ではないのです。 最先端は自由診療のものの中にあります。
先進医療保険は 月額100円から200円程度の保険料 保障はかかった技術料に対し最高2000万円
これが 安いか?高いか? 一体支払いはどれくらいの確率であるのか? 本当にこの特約を活かしたい時はどんな病気にたいして欲しいのか?
これを押さえてから保険加入を考えないと意味がないと思います。
例えば、癌治療のために必要な保険か?万全な保障内容か?
私は ノー と思います。勧めません。
では、 最先端の治療に対して対応している保険はあるのでしょうか?
その保険は あります!(オボカタさん風に)
どんな保険か?
それは次の、コラムにて!