山本 雅暁
ヤマモト マサアキ部門間の利害を調整し、モチベーションも維持する方法
法人・ビジネス 人材採用 2008/07/24 17:32弊社は従業員50名規模の会社なのですが、営業部門、商品の企画・開発部門、マーケティングの部門、またスタッフ部門など、各部門がそれぞれを敵対視し、会社全体としてのシナジーが発揮できていないように思えます。良いライバル心をもって競争する、というよりも、互いが業務の足を引っ張る存在、という悪い見方をしてしまっている様なのです。この様な場合、業務の内容が異なる複数の部門の利害を調整し、全社のモチベーションを改善するために、なにか良い方法は無いでしょうか。
※この質問は、ユーザーの方から事前にいただいたものを、専門家プロファイル が編集して掲載しています。
All About ProFileさん
組織の一体感はプロジェクト運営で確立できます
こんにちは。回答させて頂きます。
事業連携やM&Aのような組織の壁を越えて行うプロジェクトチームの運営経験に基づいて回答させて頂きます。
50人くらいの規模の組織でシナジー効果を出す為に有効な方法は、具体的な目標を設定し、目標実現の為の全員参加のプロジェクトチームを起こす事です。
目標は、会社のトップであるご相談者様が自らの考え・言葉で具体的なものとして発信し、その目標を3か月とか6か月位の期間に達成する為の行動計画を作成します。
トップ自らチームリーダーとして運営する事が大事です。
私が所属していた会社では、一部の主要製品はニッチな市場で高機能を売り物に高価格で売れ、販売代理店も含めて高収益をあげていました。
しかし、競合他社が同等機能製品を低価格で販売した為、売り上げが落ち込み販売代理店から廉価版の製品の導入を要求されました。
短期間に新製品を出せない為、検討し以下の戦略を立てました。
・新製品は、3年後に出す
・3年間は、競合他社製品を自社ブランド品としてOEM供給してもらう
・新製品開発の原資はOEM製品から確保する
この戦略を実現する為、部門長は開発・設計・営業・サービスからなる30人のプロジェクトチームを組み、私はサブリーダーを担当しました。
このチームは、当初OEM供給という初めての経験に士気が低く、動けない状態でした。
そこで、自社製品を開発する為に必要な投資金額を明示し、OEM製品の販売期間と金額を目標として出しました。
チームを動かし全員で達成しました。
重要だったのは、部門長は常にチームの一員として動き、行動の進捗管理を全員が共有できる様にした事です。そしてこのプロジェクトを成功させた事です。
成功体験は、組織の一体感の確立につながります。
その後、組織の一体感は高まりました。
字数の関係から詳細を説明できません。
もし、ご関心がある場合、私までご連絡下さい。
よろしくお願い致します
以上、
山本 雅暁