山本 雅暁(経営コンサルタント)- コラム「日経記事:『新興 コロナ収束後にらむショッピファイEC活用6割増/ドキュサイン年初来59%株高』に関する考察」 - 専門家プロファイル

山本 雅暁
起業・企業存続の為の経営戦略立案・実行と、ビジネススキル向上

山本 雅暁

ヤマモト マサアキ
( 神奈川県 / 経営コンサルタント )
グローバルビジネスマッチングアドバイザー GBM&A 代表
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日経記事:『新興 コロナ収束後にらむショッピファイEC活用6割増/ドキュサイン年初来59%株高』に関する考察

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経営戦略 海外展開 2020-05-13 13:48

皆様、
こんにちは。
グローバルビジネスマッチングアドバイザー 山本 雅暁です。

5月2日付の日経新聞に、『新興 コロナ収束後にらむショッピファイEC活用6割増/ドキュサイン年初来59%株高』のタイトルで記事が掲載されました。

本日は、この記事に関して考えを述べます。

本記事の冒頭部分は、以下の通りです。
『新型コロナウイルスの感染拡大で米国が非常事態を宣言してから約2カ月が経過する。外出制限で暮らしは変わり、ビデオ会議「Zoom」の運営会社など新たな習慣を広めた企業の株価は、景況感の悪化のなかで大きく上昇した。経済活動の再開が進んでも、すべてがコロナ前に戻るわけではない。市場による新興企業の選別は、コロナが生む「ビジネス新景」を映し出す。。。』

私は、5月4日に書きましたブログ・コラムにて、新型コロナウイルスの影響拡大下でも、欧米企業は自粛しないで、リモートワークなどを行いながら、積極的に次を見据えて事業展開していることを指摘しました。

新型コロナウイルスの影響拡大は、今までの事業展開のやり方に対して見直しを必要とさせました。

その結果、より合理的、効果的、かつ付加価値を高めるやり方を検討・確認して、新しい事業展開のやり方を実用化しています。

言わば、必要は発明の母となっています。

最近、今まで会話や取引がなかった国内の中小企業から、海外販路開拓・集客を行いたいので、支援して欲しいとの依頼が入っています。

これらの企業に理由を聞くと、おおよそ国内で自粛モードになっている間に、今まで手を付けてこなかった海外販路開拓・集客を本格的に行いたいとのことです。

問合せのありました企業は、すべてリモートワークを行っています。

これらの依頼企業の中から、私の業務予定を勘案しまして、2社を支援することにしました。

1社は、BtoBタイプのビジネスを行っており、対象商品が保守サービスを必要とすることから、販売会社獲得を行うことになります。

もう1社は、BtoCタイプのビジネスを行っており、国内でインターネット通販ビジネスを販路としてもっています。

両社とも、今まで海外事業を行っていないので、先ずは英語版Webサイトの制作と維持更新を行ってもらうことにしました。

英語版Webサイトは、WordPressの無料テンプレートを使って制作しました。現在、両社には、この英語版Webサイトからの情報発信や米Goole.com検索エンジン対策のやり方などをアドレスしています。

BtoBタイプのビジネスを行っている企業の英語版Webサイトには、すでに米欧の販売会社から問合せが入っており、基本的な取引条件について合意が得られれば、販売会社契約の交渉に入ります。

現時点で、今までの会話は、eメールにて行っています。近々に、SkypeもしくはZoomでのWeb会議も行う予定です。ちなみに、相手企業もリモートワークを行っています。

BtoCタイプのビジネス企業は、英語版Webサイトの制作と並行して、欧米アセアンなどの英語圏を対象としたインターネット通販サイトの立上を行うことになりました。

この企業の商品数は、それほど多くないことなどから、米Amazon.comのインターネット通販サイトではなく、自前のインターネット通販サイトを構築して事業を行うことになりました。

幾つかのインターネット通販サイトのプラットフォームを検討・確認した結果、本日の記事にありますShopifyショッピファイを使うことになりました。

この企業は、Shopifyの運営企業に申し込んだ結果、自社の英語版Webサイトの制作より早くインターネット通販を開始することになりました。

この企業によると、Shopifyでのビジネス立上は、想定していた時間より早くできたとのことです。徐々にですが、このShopifyのインターネット通販サイトから受注出来つつあります。

現在、当該企業は英語版Webサイトの制作を早急に行っています。

BtoBタイプのビジネス企業は、お金をかけないで、英語版WebサイトのTopページやProductsページの掲載内容(コンテンツ)を強化充実した結果、米Goole.com検索エンジン対策が効果的に機能しました。

このことが、海外販売会社からの問合せにつながっています。相手企業も、より良い商材を探していましたので、Win/Winの関係構築に向けて動いています。

この両社のケースで印象的なことは、欧米アセアンの企業や個人が今まで以上にインターネットやITを使いこなして、ビジネス展開や個人生活を行っていることです。

これは、新型コロナウイルスの影響拡大がきっかけになっていることは、確実です。

そして、新型コロナウイルスの影響が無くなった後には、もう元には戻らない状況になっています。

今後、国内の中小企業は、海外事業展開を行う場合、より一層インターネット・ITを使いこなして実行することの重要性と、必要性を理解することが肝要です。

よろしくお願いいたします。

グローバルビジネスマッチングアドバイザー GBM&A 山本 雅暁

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