茅野 分(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))- Q&A回答「心よりお見舞い申し上げます」 - 専門家プロファイル

茅野 分
東京・銀座の心療内科・精神科、夜間・土曜も診療しております。

茅野 分

チノ ブン
( 東京都 / 精神科医(精神保健指定医、精神科専門医) )
銀座泰明クリニック 院長
Q&A回答への評価:
4.7/334件
サービス:1件
Q&A:1,052件
コラム:218件
写真:0件
03-5537-3496
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。
印刷画面へ

子どもを死産し無力感あり、親の励ましが苦痛です

心と体・医療健康 心の病気・カウンセリング 2008/05/30 11:53

30代後半女性、会社員です。先月、在胎41週にて第一子を死産しました。予定日超過しても陣痛なく、子の心拍で少し気になるところあり、観察のための入院をしたところ、子の心拍が急変し、緊急帝王切開したのですが死産となりました。40wまでは母体もいたって健康で、順調に来ただけに、なぜ死んでしまったのかと考えても答えは出ないのに考えてしまう日々です。
 すぐに両親がかけつけてくれましたが、私の母は、無口でしくしく泣く私の姿に耐えられなかったようで、病室で大声で泣き叫び、看護師や医者にもどうして!?と泣きながら訴えるような状況でした。母はわーっと泣いたかと思えば、急に前向きになって「また次の子を作ればいいんだから」「早く忘れなさい」と励ましたり、「大丈夫?」と私が「大丈夫だよ」と返事をするまで尋ねるので、今の私には苦痛で仕方ありません。頭では、母も心配で励まそうとしてくれているのだとわかっているのですが、今はとても母に配慮する精神的なゆとりがありません。
 こういった危機に、未解決の問題が再燃されてくるということを聞くのですが、その問題に取り組むために精神療法を受けるといいのでしょうか? 母には、しばらくそっと見守るだけにしてほしいと伝えて距離をとっていますが、これでいいのか?という思いもあります。

 ちなみに現在私は自責的にはなりますが、自傷行為や食べられないなどの症状はありません。医者に対しては、その都度きちんと説明をしてくださり、自分たち夫婦でいろいろと考え選択してきたので、医者や医療を恨むといった気持ちも特にはありません。また夫婦では、お互いに毎日、今日はどんなことを考えたり思ったりしたかを言葉にして共有していて、二人で泣くこともありますが、それがとても支えになっています。産後休業はあと1ヶ月あり、身体を休めています。

せいごママさんさん ( 奈良県 / 女性 / 36歳 )

茅野 分 専門家

茅野 分
医師(精神科)

- good

心よりお見舞い申し上げます

2008/06/05 19:19

第一子を41週で死産されたとのこと、心よりお見舞い申し上げます。

このような時は心身の十分な休養を取ることをお勧め致します。支持的な精神療法を受けることは問題ありませんが、洞察的な精神療法は回避されるべきでしょう。心身とも回復されてから、必要に応じて問題に向かい合われることをお勧め致します。

ご主人とまた前向きにお過ごしになられることを応援しております。

銀座泰明クリニック

プロフィール評価・口コミ対応業務経歴・実績連絡先・アクセスサービスQ&Aコラム