コラム一覧
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「就労支援」とは
「就労移行支援」が全国で急速に展開されています。改めまして就労移行支援をご説明しましょう。これは「障害者総合支援法」において、障害者に対する職業訓練制度で、一般就労などを希望とされ、知識・能力の向上・実習・職場探しなどを通じ、適性に合った職場への就労が見込まれる65歳未満の者を対象とします。利用者は企業などへの就労を希望・技術を習得とし、在宅で就労・起業を希望される障害者などです。その趣旨により...(続きを読む)
「セルフリワーク」とは
「リワーク(Return to Work 職場復帰)」は、休職後、規則正しい生活を送ることができ、復職可能かと思われるレベルまで回復した時に行う最後の仕上げです。但し、本人は復職可能と思っていても、職場が求めるレベルには乖離があるものです。これを「復職準備性」と定義しています。(クリックすると拡大します)「リワークプログラム」は具体的に、主に毎朝の通勤練習、以前の職務に準じた職業訓練、うつ病を予防...(続きを読む)
「季節性感情障害」とは
反復性うつ病で、特定の季節に規則的に再発を繰り返えします。特に、秋から冬にかけ、日照時間が短くなると、脳内のセロトニンやメラトニンの分泌が異常を来たすことから、発病すると考えられています。 主症状として、気力減退、過眠・過食(炭水化物の過剰摂取)が認められています。すなわち「非定型うつ病」に病態が相似しています。さらに高緯度地方(北国や雪国など)の若年女性に多く、春夏は軽躁状態を呈することから、...(続きを読む)
患者さんと医師との関係とは
私はあまり異動せず、地域に密着し、患者さんを10年20年、切れ目なく、診療させていただきました。その結果、まだ文献に載っていない多くのことを学ばさせていただけました。これはいわゆる「エビデンス Evidence」と呼べませんが、「エクスペリエンス Experience」として、試行錯誤を経ながら、一定の患者さんのお役立ちになっているようです。 もちろん、難治性や私の診療方針に納得せ...(続きを読む)
発達障害の二次障害、特に「パーソナリティ障害(人格障害)」について
これまで「自閉症スペクトラム障害」をはじめ「発達障害」についてご説明してきました。ただし、実際臨床の現場において問題となるのは「二次障害」と言われる「発達障害」を起因として生じた、精神疾患、具体的には、不眠・不安・抑うつ、時に幻覚・妄想、さらに「パーソナリティ障害(人格障害)」です。 すまいるナビゲーターより 不眠、不安、抑うつなどは薬物をはじめ対処療法にて、比較的、速やかに消退します。しかし...(続きを読む)
「ドンファン症候群」「カサノバ症候群」とは
これまで「自閉症スペクトラム障害」をはじめ、あまり女性に縁のない男性をご紹介してまいりました。今回はその正反対、女性との噂に事欠かない男性諸氏の特徴について解説しましょう。記憶に新しいのは、過日、事件にもなりました「紀州のドンファン」ですね。 「ドンファン」は17世紀スペインに存在したという伝説上のプレイボーイの貴族で、やはり貴族の娘さんを次々と誘惑したといいます。一方「カサノバ」は18世紀に実...(続きを読む)
「カサンドラ症候群」とは
最近「カサンドラ症候群」を訴え、受診される女性が増えてきました。「カサンドラ症候群」とは以前ご紹介しました「自閉症スペクトラム障害」の主に夫との関係に悩む妻がコミュニケーションや夫婦関係が円滑にいかないため、いわゆる「適応障害」に陥ることです。症状としては、「不眠・不安・抑うつ、頭痛・肩こり・腰痛、ほか様々な自律神経失調症状」などに悩まされます。 なお「カサンドラ」とはギリシア神話に登場するトロ...(続きを読む)
「片親引き離し症候群」/「逆DV」とは
前回までは男性から女性に対する心身への暴力行為について説明しました。今回はその反対、女性から男性に対する暴力、いわば「逆DV」とも言うべき報復行為についてご紹介しましょう。女性ですから身体的な暴力を振るうことはまずありません。心理的暴力や経済的暴力が中心となります。 NAVERまとめより 心理的暴力の代表が「片親引引き離し症候群、PAS. Parental Alienation Syndrom...(続きを読む)
「ドメスティックバイオレンス」とは
“DV. Domestic Violence” とは「配偶者や恋人など親密な関係の異性から振るわれる暴力」と定義されます。「暴力」とは殴ったり蹴ったりするような「身体的」暴力はもとより、言葉や態度で相手の自尊心を傷つける「心理的」暴力、相手の同意しない性行為を強要する「性的」暴力、収入や家計を制限する「経済的」暴力など多岐に渡ります。 “DV”というと「身体的」暴力を連想されがちでありますが、「...(続きを読む)
「自閉症スペクトラム障害」とは
以前にも「アスペルガー症候群」や「広汎性発達障害」についてご説明しました。それでも用語や定義が曖昧で誤解を生んでいることが多々あるようです。そこで、今回は”Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders-5, DSM-5″(アメリカ精神医学会)により新たに定義された用語である「自閉症スペクトラム障害」について解説しましょう。 「自閉症ス...(続きを読む)
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