木造軸組みで耐火構造の壁をつくる方法
住宅・不動産 住宅設計・構造 2008/11/01 11:55現在一戸建ての住宅を新築中です。
第一種住居地域、準防火地域木造3F建てで、現在造作に入っています。
この状況の中、隣地の方から建物から50cm離して建てなおせとと言われました。壁の芯から50cm離しているので外壁面からは38センチほどしかありませんが、民法の解釈で壁芯から50cmで進めておりました。
このことで折り合いが合わないので
建物を壊して50cm離して建て直すか、外壁を耐火構造にするしかない状況かと思われます。
耐火建築物ではなく「耐火構造の外壁」として現在の木造をいかして、安価に作る方法はありますか?
kotoriさん ( 東京都 / 女性 / 37歳 )
隣家は境界からどれくらい離れているのでしょうか?
大阪で設計事務所をしています。
木造で耐火構造の壁を造るというのは、現状から考えて難しいと思います。
今ある軸組を無視してその外側に鉄骨の柱梁を建て、そこにALC板を張れば
耐火構造の壁となるでしょうが、仮に施工できたとしても境界ギリギリまで
壁は迫ってしまいます。
それでは隣家の方の意図と全く違う結果にしかならないと思います。
隣家は境界からどれくらい離れているのでしょうか?もし、隣家が50cm
も離れていないのであれば、お互い様として話し合う余地があると思います。
民法は互譲の精神が尊重されますから、50cmなにがなんでも離せとは
規定していません。