天井高 断熱性能
住宅・不動産 住宅設計・構造 2024/03/04 08:24お世話になります。
天井高と窓の高さについての質問なのですが
・天井高2200 掃き出し窓の高さ2200
・天井高2300 掃き出し窓の高さ2000
こちらの2パターンを比較しますと、断熱性能や日射取得など大きく変わりますでしょうか?
その他メリット、デメリットございましたらご教示いただけますと幸いでございます。
何卒よろしくお願い致します。
ngsskさん
(
東京都 / 女性 / 54歳 )
今の指標では変化は無いかと思います。
大阪で設計事務所をしています。
断熱性能に関する指標は現在はU値が使われています。U値は外皮(外気に面する部分)の性能を求めるもので天井の高さには関係しません。
窓も外皮ですので窓の大きさはU値に関係します。外壁と窓の断熱性能を比較した場合、圧倒的に窓の断熱性能は劣りますので、窓が大きい方が断熱性能は悪くなります。
日射取得率は遮蔽物(庇やスダレ、ルーバー、カーテンの類)とガラスの性能によって変化しますので、それらが同じであれば、窓面積の大きい方が日射取得率は高くなります。
断熱性能ですが、以前はU値を用いずにQ値を使用していました。U値は外皮で比較検討するのに対し、Q値は建物の気積を比較検討の対象としていました。その場合、天井高が影響してきます。